英国演劇の隠れた名作『オーディエンス』がスクリーンに登場
2023年5月1日(金)、ナショナル・シアター・ライブの『オーディエンス』が映画館に再び登場します。この作品は、ピーター・モーガンという名脚本家が手掛けた現代英国演劇の傑作であり、特に映画『クィーン』やNetflixの人気シリーズ『ザ・クラウン』の作者として知られています。
『オーディエンス』の魅力
作品のタイトル「オーディエンス」は、イギリスのエリザベス2世女王が歴代の首相たちと行ってきた謁見、つまり重要な面会を指しています。モーガンは、憲法によって一切の内容が記録されず、他者に漏らすことが禁じられている歴史的な謁見の裏側を詳細に研究し、創造的に物語を構築しました。
ウィンストン・チャーチルやマーガレット・サッチャーなど、国を背負う重圧に苦しむ首相たちと女王との対話が描かれています。女王は時には励まし、時には厳しく問いかけ、なおかつユーモアを交えて彼らと向き合います。この対話を通じて、女王がいかに一人の女性として葛藤し、君主としての伝統を守る誇りを抱いているのかが浮き彫りになります。
圧巻の演技と演出
本作品の演出を手掛けるスティーヴン・ダルドリーは、歴史の重みを持ちながらも、極上のユーモアを取り入れたエンターテインメントへと仕上げています。主演のヘレン・ミレンは、エリザベス2世役を見事に演じ、生涯のキャリアの中でローレンス・オリヴィエ賞とトニー賞の最優秀主演女優賞をダブル受賞するという偉業を成し遂げました。彼女の演技は、観客をロンドンのバッキンガム宮殿の奥深くまで引き込む圧倒的な存在感を放っています。
特別映像と新たな期待
今回の公開に際して、特別映像も多く発表されています。ヘレン・ミレンとスティーヴン・ダルドリーの対談や、舞台衣装についてのインタビュー、さらにキャメロン首相とエリザベス女王の謁見シーンなど、すべてが観客の期待を高める内容です。これらの映像は、本編の魅力をさらに引き立てるものです。
公開劇場と作品の概要
『オーディエンス』は、以下の劇場で上映されます:
- - 東京:TOHOシネマズ 日比谷
- - 神奈川:TOHOシネマズ ららぽーと横浜
- - 北海道:札幌シネマフロンティア
- - 名古屋:ミッドランドスクエア シネマ
- - 大阪:大阪ステーションシティシネマ
- - 熊本:熊本ピカデリー
- - 鹿児島:ガーデンズシネマ(5月30日・6月7日の2日限定)
作品の上映時間は約2時間07分で、休憩はありません。2013年の収録作品である『オーディエンス』は、英国の歴代首相との謁見の様子を描いたもので、ウエストエンドでの成功を収めた後にNYブロードウェイでも上演されました。この作品にインスパイアされたドラマ『ザ・クラウン』も大変人気を博しています。
特設ウェブサイトでは、作品の詳細情報が案内されています。ぜひ、今年のゴールデンウィークは、映画館でこの素晴らしい英国演劇をお楽しみください。