新たな文学の風を感じる『文學界』2026年9月号のご紹介
2026年8月6日、株式会社文藝春秋から『文學界』の2026年9月号が発売されました。今号には、期待が高まる新連載が登場し、充実した創作や特集が掲載されています。
新連載の目玉:磯崎憲一郎の「日本蒙昧前史 第三部」
この号の目玉は何と言っても磯崎憲一郎の新連載、「日本蒙昧前史 第三部」です。待望のシリーズの完結編となるこの作品は、蒙昧の時代に迫る物語が展開され、ある一人の男が物語の中心に据えられています。彼の運命はどのように描かれるのか、読者の興味を引き付ける新たな物語の幕が上がります。
豪華執筆陣による創作
今号では磯崎氏の連載以外にも、町田康による任侠スペクタクル「津井田殺し・五里間の紋吉」が登場し、報復合戦の中で繰り広げられる壮絶な物語を描きます。また、石沢麻依の連作「眠れる瞼の行方」や、坂崎かおるの「わに」、大濱普美子の「地下の森」、そして竹中優子の「幽霊と春のキャベツ」と、個性的な作品群が並び、文学の多様性を感じさせます。
「新芥川賞作家」特集
また、「新芥川賞作家」を特集し、小砂川チトによるエッセイや、住本麻子の『ゾンビ回収婦』に関する論考が掲載されており、文学の新しい潮流に触れることができます。特集「世界はいま」では、シリン・ネザマフィの創作や、ブレイディみかこと岩川ありさによるエッセイが揃い、現代の作家たちの声を伝えています。
対談や特集が充実
金原ひとみと吉田圭佑の対談では、創作における「怒りの向こうを見つめる」視点について語られます。また、「まなざしの奇跡日本女性写真家の冒険」展についての特集も興味深く、写真と文学の交差点に迫ります。
詩やエッセイも充実
特に今月号は、詩やエッセイも充実しており、成清朔やこがわゆうじろうなどが執筆した作品が楽しめます。詩歌部門では佐野豊の「栖処」が掲載されています。これらの作品が一体どのように組み合わさっているのか、ページをめくるのが楽しみになることでしょう。
書籍情報
『文學界』2026年9月号は、A5判で定価は紙版1200円(税込)、電子版は1100円(税込)です。詳細は、公式ウェブサイトで確認できます。
文学ファンにとって、見逃せない内容が盛りだくさんの『文學界』2026年9月号。新たな文学の世界に飛び込む絶好の機会ですので、ぜひ手に取ってみてください。