AIモデルの撮影スタジオがキヤノンMJと共に新たな創造性を開拓

AIモデル撮影スタジオが堂々オープン

AI model株式会社（東京都港区）が、キヤノンマーケティングジャパン株式会社（以下、キヤノンMJ）と提携し、千葉県千葉市にAIモデル専用の撮影スタジオを設立しました。これは、生成AIと撮影技術を組み合わせて新たなクリエイティブ生成を支援するための事業化検証の一環として実施されます。

生成AIと撮影技術の融合

AI modelは、独自に開発した生成AIを活用し、各種メディアで使用されるオリジナルモデルの生成と運用をサポートしています。撮影した商品の質感や着用感を高品質で表現し、短いリードタイムと低コストを実現することで、効果的なプロモーションや販売促進に寄与しています。これにより、AIによって生成されたモデルやタレントに、実際に撮影された商品写真を組み合わせることが可能となり、一層高い価値を提供します。

キヤノンMJは、社会課題解決と未来の価値創出を目指し、オープンイノベーションを推進しています。そして、2024年にはAI modelによる生成AIを活用したクリエイティブ制作の革新性に注目し、CVCファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」からの出資も決定しました。

業種を越えた新たな価値の創造

今回の協業によって、AI modelはキヤノンMJグループの幕張事業所に新たな撮影スタジオを構築し、アパレル企業向けのクリエイティブ生成を事業化する検証をスタートしました。このコラボレーションにより、両社の技術を結集し、高品質で付加価値の高いクリエイティブを効率的に制作することを目指します。また、生成AIと撮影、画像処理技術の連携を通じて、さらなる新たな価値を生み出す試みも進めています。

ファッション業界の未来を描く

AI modelは、AI技術を使った新たな価値創造を進めることで、ファッション業界をはじめとした多様な業種の発展に寄与します。人口減少や高齢化、経済成長の停滞などの社会的背景の中で、企業との共創を通じてDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進し、新たな機会を提供しています。

さらに、AIを活用した販路拡大や新しいモデルの導入を検討する様々な企業との連携も視野に入れています。このようにして、クリエイティブな領域における新たな風を吹き込むことを目指します。