映画館への誘引力をデータで探る
3月7日、東京都港区に本社を置くGEM Partners株式会社は、映画鑑賞者の行動心理や属性に関する新しいオンライン分析ツール「GEM映画白書ダッシュボード」の最新版をリリースしました。このツールは、映画館における観客数の増加を図るための貴重な情報を提供します。
変化する映画市場の理解
近年、映像コンテンツビジネスは急速に進化しています。それに伴い、映画鑑賞者の行動や心理も変化してきました。「GEM映画白書ダッシュボード」は、これらの変化を具体的なデータで明らかにし、映画業界に時流に合った戦略を提案する役割を担っています。2025年には、2024年を振り返った調査を約14,000人対象に実施し、特に映画館に足を運ばない層に対するニーズを分析する「企画調査」を行いました。
調査の内容と目的
最新の調査では、昨年(2024年)のレジャー参加状況や今年(2025年)の意向、映画館への来館を促すための方策、実写映画のイメージなど、多岐にわたるテーマが扱われています。この情報は、映画館がどのようにして顧客を引きつけるかを分析する上で非常に重要です。
特徴的な調査項目
- - 2024年のレジャー参加実績と2025年の実施意向。
- - 映画館に足を運ばなかった理由やその克服方法。
- - 実写映画に対するイメージや期待。
定点調査と顧客の変化
このツールの大きな特徴は、過去10年に関連する「定点調査」のデータにアクセスできる点です。これにより、ジャンルの嗜好や鑑賞本数、利用劇場についての詳細な分析が行えるのです。調査は映画館、動画配信サービス、テレビなど多様な視聴形態における映画視聴の実態にも焦点を当てており、何が観客を惹きつけるのかを探ります。また、「人は映画鑑賞に何を求めるか」についての洞察も得られます。
インタラクティブなデータ分析機能
このダッシュボードの利用者は、直感的なインターフェースでデータを簡単に操作し、自分のニーズに合わせた分析を行えます。特定のセグメントに絞り込んだ深掘り分析や、様々な調査データを組み合わせた探索的データ分析が可能です。これにより、たとえば10代の映画鑑賞の傾向や年配層との比較が瞬時に行え、実際の行動を把握することができます。
実施概要
- - 調査対象:全国の15~69歳の男女(約13,680人からサンプル取得)
- - 調査日:2025年1月25日
- - 料金:初期設定料は550,000円(税込)、年間閲覧料は330,000円(税込)
企業情報
GEM Partners株式会社は、エンタテイメントビジネスに特化したリサーチやデジタルマーケティングサービスを展開しています。今後も映画業界の分析に新たな価値を提供し、観客のニーズに応えるための重要なデータを集め続けることでしょう。
お問い合わせ先
GEM Partners株式会社
担当:河西
電話:03-6826-0185
メール:
[email protected]
この「GEM映画白書ダッシュボード」により、映画館業界の未来を見据えた戦略を立案する上で、貴重な情報源となることでしょう。映画文化をより豊かにするためのデータの力を、私たちも逃さず注目していきたいと思います。