ブルガリの新たな挑戦、ドキュメンタリーフィルム「ICON(S)」
ブルガリとTerminal 9 Studiosがタッグを組み、最新のドキュメンタリーフィルム「ICON(S)」を発表しました。このフィルムは、著名なデジタルアーティストであるレフィーク・アナドールが手掛けた最新作、「Infinito: AI Data Sculpture」の創作過程を中心に展開されます。蛇をモチーフとしたブルガリのアイコン「セルペンティ」の持つ変容する美しさにインスパイアされ、革新的な視点からそのエッセンスを再解釈しています。
「ICON(S)」は、1月に上海で行われた「セルペンティ インフィニート」展にて初めてお披露目され、蛇年をスタートするブルガリの新たな幕開けを飾る重要な作品となっています。この作品は、機械知能による人間の想像力の変革力を通じて、セルペンティの彫刻的表現を追求する試みともなっているのです。
フィルムには、ブルガリのグローバル アンバサダーであるアン・ハサウェイとリウ・イーフェイが登場し、彼らの才能がこの作品にさらなる深みを与えています。また、レフィーク・アナドールの独自の視点を通じて、セルペンティがデジタルの新たな形へと進化する過程が描かれています。このように、アイコンとデジタルアートが融合した今回のフィルムは、ブルガリのアート表現の新境地を開くものとなっています。
ブルガリのアイコンの再定義
フィルムの核心には、「真のアイコンとは何か?」という強い問いかけがあります。アナドールは、時代を超えて普遍的な魅力を持つアイコンを描くにあたり、文化との共鳴や、世代間で進化し続ける力に焦点を当てています。このセルペンティの存在は、単なるアクセサリーにとどまらず、視覚的な魅力や深い意味をも兼ね備えた存在であることが分かります。
ブルガリ グループCEOのジャン-クリストフ・ババン氏はこの作品について、「アイコンとは単なるシンボルではなく、想像力と革新性によって進化する存在です。」と語ります。このフィルムは、アナドールとのコラボレーションによって新たな美しさを見出し、アートとテクノロジーの枠を超えた創造的な旅を体現しています。彼の視点によって、セルペンティはデジタルの世界で新たな表現を持つようになり、無限の可能性を秘めた存在となるのです。
魅力的な上映計画
「ICON(S)」は、2025年6月に上海国際映画祭で中国本土で初上映され、その後Tencentで配信予定です。そして、2025年10月には世界中で公開される予定で、日本国内においては、Amazon Prime Videoで視聴可能となります。
このフィルムを通じて、ブルガリは創造性と技術、ストーリーテリングの新たな領域を切り拓くことを目指しています。「ICON(S)」は、アイコンが生まれ、再生されるプロセスを丹念に描いた勇気ある作品であり、視聴者に多様な視点からアイコンの本質を考える機会を提供します。
ブルガリが挑戦し続ける先進的なアプローチと、アートと技術の強力な融合がもたらす未来を、私たちも目撃していきたいものです。