TASCAM Sonicviewシリーズが進化！新ファームウェアV2.0.0を発表

TASCAM Sonicviewシリーズが新機能を追加

TASCAMは、デジタルミキサー『Sonicviewシリーズ』のファームウェアV2.0.0をリリースしました。このアップデートでは、最新のSMPTE ST 2110規格に対応したオプションカード『IF-ST2110』の導入を可能とし、さらに新機能が追加されました。

小型でも高性能

『TASCAM Sonicviewシリーズ』は、コンパクトなサイズでありながら高い可搬性と優れたユーザーエクスペリエンス（UX）を提供します。その直感的な操作性により、放送局をはじめとした多くのプロフェッショナルな現場での使用が進んでいます。特に、このシリーズは中継や車載用途など、多様なシチュエーションに合わせた多機能性を備えている点が魅力です。

V2.0.0の主な新機能

この度のアップデートにより、オートミキサー機能が導入されました。この機能では、4つのグループを設定でき、それぞれ複数のミックスを独立して作成できます。また、特定のチャンネルの音量を調整するWEIGHT機能や、司会者のみの発言を際立たせるPRIORITY機能も搭載されており、パネルディスカッションやトークショーなどのイベントでの音声処理を支援します。

進化したオプションカードIF-ST2110

新たに登場したオプションカード『IF-ST2110』は、SMPTE ST2110-30/31およびAES67に準拠しており、最大64の入力/出力をサポートします。これにより、高品質な音声信号を扱えるため、特にIPスタジオシステムとの相性が抜群です。さらに、WebUIアプリケーションを利用して設定や監視が行えるため、効率的な運用が実現します。

受賞歴と評価

これらの革新が評価され、TASCAM Sonicviewシリーズとオプションカード『IF-ST2110』は、2024年のINTERBEE AWARDプロフェッショナルオーディオ部門で名誉あるグランプリを受賞しました。これは、TASCAMの製品がプロフェッショナルオーディオの分野で高く評価されていることを示しています。

まとめ

TASCAM SonicviewシリーズのV2.0.0アップデートは、業界基準の規格への対応や新機能の追加により、さらなる可能性を追求しています。また、その優れたオーディオ品質と信頼性により、多くの放送局やプロフェッショナルがこのシリーズを選ぶ理由が明らかとなっています。これからもTASCAMの音響ソリューションに注目が集まるでしょう。

詳しい情報やファームウェアのダウンロードは、TASCAM公式サイトをご覧ください。