劇作家交流「BIOTOPE」
2026-02-20 20:48:21

日本とASEANの次世代劇作家交流プロジェクト「BIOTOPE」始動!

プロジェクト概要


日本とASEAN地域で活躍する次世代の劇作家を育成するため、国際交流基金(JF)と静岡県舞台芸術センター(SPAC)が共催で「BIOTOPE(ビオトープ)」という新たな交流プログラムを始めることが発表されました。このプロジェクトは、2026年から2028年までの3年間に渡って、参加者たちに国際的な舞台芸術の理解と実践を深める機会を提供します。

プログラムの内容


「BIOTOPE」は、主に以下の2つのプログラムを基に進行します。第一に、日本とASEAN地域の劇作家のインキュベーション・プログラムがあり、これは若手劇作家が自らの作品を発表し、海外のアーティストと共に学び合う場を設けることを目的としています。第二に、ASEAN地域のアーティストによるパフォーマンス作品の招へい公演および交流プログラムが含まれており、この機会に劇作家たちはASEANの文化や表現手法を深く理解することができます。

事業の背景


舞台芸術の分野では、他の分野に比べて、劇作家間の交流は言語の壁が大きな課題とされてきました。特に、劇作は言葉が中心となるため、翻訳や通訳に関する負担が参加者の活動を制限することが少なくありません。この状況を打破するため、SPACは国際共同制作の豊富な経験をもとに、BIOTOPEを新たに設立しました。

このプログラムのアーティスティック・ディレクターとして迎えられた劇作家の石神夏希氏は、日本とASEANの劇作家間の橋渡しを行います。彼女はSPACの環境を活用し、劇作家たちの創造力が交差する適切なプラットフォームを提供することを目指しています。

舞台芸術公園の魅力


「BIOTOPE」の活動拠点となるのは、日本平の山の上に位置する舞台芸術公園です。ここでは宿泊施設や稽古場が完備されており、参加者たちは様々な環境で創作活動を行うことができます。公園内は、人々が集い、共存し、文化の交流を通じて新しい作品が生まれる有機的な場としての発展が期待されています。石神氏は、この場所が「新たな実践の芽生え」が生まれる土壌になると考えています。

今後のスケジュール


プログラムは、以下のように構成されています。
  • - 2026年4月〜5月: 日本・静岡で、SHIZUOKAせかい演劇祭2026に併せて「劇作家のためのキャンプ」が開催されます。参加者は、観劇だけでなく、ワークショップやリサーチ、ディスカッションを通じて、自身のテーマを深めていくことができます。
  • - 2026年7月〜8月: インドネシア・ジョグジャカルタでアジア劇作家ミーティングに参加。
  • - 2027年6月: フィリピン・マニラで短編作品の演劇祭に参加。
  • - 2028年1月: 日本・静岡で合宿形式のディスカッションと執筆を行います。
  • - 2028年4月〜5月: 指定された成果発表会で参加者の作品がリーディング形式で発表されます。

参加者とワークショップ


プログラムには、ASEAN地域のアーティストたちによるワークショップも含まれており、さまざまなバックグラウンドを持つアーティストが参加者たちと対話を重ねることで、新たな視点や創作のアイデアを生み出す場となります。

アーティストの一人、シンガポール出身のアルフィアン・サアットは、歴史やアイデンティティに関するテーマを軽妙な笑いを交えて探求し、観衆の心を捉えます。また、フィリピンのアイサ・ホクソンとスリランカのヴェヌリ・ペレラは、ジェンダーや労働の問題に焦点を当てた作品で、国際的にも高い評価を得ています。これらのアーティストを通じて、参加者は新たな創作のヒントを得ることができるでしょう。

このように「BIOTOPE」プロジェクトは、新たな創造性を引き出すための貴重な機会と舞台を提供することに力を入れています。劇作家たちは、このプログラムを通じて国際的な視野を広げ、今後の創作活動につなげていくことでしょう。詳細な情報はSPACおよびJFの公式サイトで随時更新されるので、ぜひチェックしてみてください。


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