衣類の再資源化で新しい循環型社会へ!Clothxxgが創造する未来とは
株式会社エコログ・リサイクリング・ジャパンが新たに発表したリサイクルマテリアルブランド「Clothxxg(クロージング)」。この新素材は、国内初となる100%衣類由来のリサイクル素材で、まさに衣服の色をそのまま活かした独自のペレット化技術を使用しています。これにより、廃棄された衣類が新たな価値を持ち、建築資材やプロダクト、インテリアといった多様な用途に活用されるようになるのです。
本技術は、2025年までに実現することを目指しており、独自の再生技術を駆使しながら今後の展開が期待されています。つまり、従来のリサイクル過程では色や由来ごとに分別できないという問題を解決し、衣服が持つストーリーを次の素材へと引き継ぐことに成功したのです。たとえば、着物、カーテン、スポーツウェアといった異なる由来の素材を、それぞれの特徴に応じて最適に選定し、色やテクスチャーを生かした製品が生まれる可能性が広がります。
Clothxxgの特徴
「Clothxxg」は、廃棄衣類を破砕し、その後溶融してペレット状にすることにより、新たな素材を生み出す行程を取ります。ペレットからは再び綿や糸、生地へと生まれ変わることが可能で、幅広い用途へと展開できることがこの素材の最大の特長です。これによって、衣類由来素材の循環性が強化され、環境への配慮と美しさが両立した製品の開発ができるのです。実際に、建築材、インテリア商品、プロダクトデザインなど、多岐にわたる分野での応用が進められています。
多様な活用例
- - 建築資材: 壁材、床材、プレートなど。
- - インテリア製品: 什器、照明器具、パネルなど。
- - プロダクトデザイン: キーホルダー、コップ、文房具など。
- - 化粧品容器、家電パーツ、ステーショナリー。
- - ファッションブランドの店舗什器。
持続可能な未来への一歩
「Clothxxg」は、衣服のリサイクルが持つ無限の可能性を引き出し、持続可能な未来に向けた重要な一歩となるかもしれません。衣類の大量生産や消費、廃棄が社会問題となっている今、エコログ・リサイクリング・ジャパンは「捨てない」「循環する」という新しい価値観を提案し、誰もが楽しみながら参加できる素材のあり方を追求しています。次回、2025年6月18日から20日に開催される「Interiorlifestyle TOKYO 2025」では、Clothxxgの実物展示が行われ、多くの関心を集めることが予想されます。
【展示情報】
- - 日時: 2025年6月18日(水)〜20日(金)
- - 時間: 10:00-18:00(最終日は16:30まで)
- - 会場: 東京ビッグサイト 東展示場小間番号 E4 E024
Clothxxgは、このように非常に多用途で魅力的な新素材であり、今後その展開がどのように広がっていくのか、多くの関心が寄せられている素材です。詳細については、公式ウェブサイトやInstagramもチェックして、新たなトレンドに触れてみてください。
持続可能な社会の実現は、私たち一人ひとりの選択から始まります。Clothxxgはその第一歩を象徴する存在として、未来の資源としての衣服を再評価する契機となるでしょう。