NHK大阪制作の連続テレビ小説に関する新刊が登場
3月24日(月)、ぴあ株式会社より「食でたのしむNHK大阪制作の連続テレビ小説」が新たに出版されました。このファンブックは、NHK大阪制作の連続テレビ小説の数々を「食」という視点から振り返る内容になっており、朝ドラの魅力をさらに引き出す一冊となっています。
連続テレビ小説はそのストーリー展開や登場人物の人生を描くだけでなく、特に「食」に関連するシーンが多く登場します。現在放送中の『おむすび』は、「人は食で作られる。食で未来を変えていく。」というテーマを掲げており、食事や食卓を囲むシーンは視聴者にとっても馴染み深いものです。
今回の本書では、過去の作品『ごちそうさん』から『おむすび』までの12作品の中で登場した料理に関するエピソードや㊙レシピが紹介されており、ファンにとっては思い出を蘇らせる貴重な機会となっています。
食とドラマの密接な関係
本書では、料理指導を12作品連続で務める広里貴子氏の解説が随所に見られます。『ブギウギ』で主演を務めた趣里さんも、「広里先生のお料理に支えられていたと言っても過言ではありません!」と彼女の優れた料理力を賛美しています。このように、料理がドラマ内で重要な役割を果たしていることが実感できます。
特に『おむすび』の中で取り上げられるスイスチャードの献立や、『スカーレット』に登場する喜美ちゃんのお茶漬けといった記憶に残る料理は、読者が自宅で簡単に再現できる㊙レシピ付きで収録されています。このドキュメントを手にすれば、料理を通じてドラマの世界に浸ることができるのです。
各作品の思い出料理
本書の中で特に注目すべきは「作品別・思い出料理」という章です。各ドラマの料理に関する思い出エピソードや、広里メモに書かれた制作秘話が公開されており、ファンにとっては読んでいてほっこりとする内容です。例えば、『ブギウギ』では桜餅が登場し、その際には役者たちへの特別な配慮があったことが述べられています。
また、料理シーンの写真とともに、当時の裏話や制作風景が紹介されているため、ドラマを視聴したファンは懐かしく思い返すことでしょう。かんころもちやお茶漬け、おでんなど、朝ドラにはお馴染みの料理も多数登場。
本書の見どころ
細部にわたってこだわりぬかれた連続テレビ小説の料理の魅力を探るこの新刊は、「ここまでこだわる!連続テレビ小説の料理」といった特集も組まれています。各作品での料理がどのように生み出され、視聴者の心をつかんできたのかが、関連するインタビューや制作裏話を交えて紹介されています。
この一冊を通じて、読者はNHK大阪制作の連続テレビ小説を新たな切り口から楽しむことができるでしょう。朝ドラファンはもちろん、料理好きな方にも楽しんでもらえる内容です。今すぐ書店やネットで予約して、忘れられない料理のエピソードとともに、ドラマの魅力に触れてみてください。