世界平和を願う音楽のハーモニー『奇跡のコンサート』始動

『奇跡のコンサート』がまた動き出す

2025年に向けて、バルカン室内管弦楽団が再び日本にやってきます。この演奏団は、2009年にコソボで開催された「奇跡のコンサート」という歴史的なイベントからスタートしました。民族間の対立を乗り越え、音楽を通じた平和のメッセージを世界に発信するために志した書かれたこの団体は、日本と海外を結ぶ大切な役割を果たしてきました。

合同練習がスタート

最新の来日公演も間もなく始まる中、団員たちは早速、日本での合同練習を開始しました。緊張感が漂う体育館では、参加者全員が生き生きとした表情で音楽に向き合い、拍手や笑いが飛び交う様子が印象的です。
日本のアーティストたちは、「日本人同士の演奏では見られないような音楽的な会話がある」と彼らの技術の違いを述べており、参加者同士のコミュニケーションが音楽にどのように反映されるのかが特に興味深いことです。これは、あたかも「お腹が空いた」という音が交じり合うように、直感的な感情が表現される瞬間です。

プログラムの魅力

2025年の公演は単なるクラシックの名曲の演奏に留まらず、コソボの作曲家による特有の作品や映画音楽なども取り入れ、多様な音楽スタイルを楽しむことができます。これによって、全ての日程を堪能することを強くオススメします。特有な『音楽の力』を体験するために、ぜひ観客席で直接その感動を感じてほしいです。

バルカン室内管弦楽団のメッセージ

コソボから代表してバキ・ヤシャリさんが語ったように、「音楽を通じて平和を築く」という理念はこの団体の根幹にあります。彼は広島の被爆ピアノで演奏することに期待を寄せ、「愛をもって音楽を通じて、全世界の人々にメッセージを届けたい」と熱く語ります。
アナ・イヴァノヴァさん（コンサートマスター）も、このコンサートは新しい人々と出会い、アイデアを共有することができる素晴らしい機会だと感じており、「新しい体験を通じて、ぜひ私たちの音楽を楽しんでほしい」と述べています。