ケリングとマリカ・ファーヴルの新作アート
毎年3月8日に祝われる国際女性デーに関する新たな取り組みが始まります。国際的なラグジュアリーブランド、ケリングは、2025年の国際女性デーを記念して、女性アーティスト・マリカ・ファーヴルにオリジナル作品の創作を依頼しました。このプロジェクトは、「#NotJustToday」というテーマのもと、女性のエンパワーメントを視覚化するアート作品を通して、女性たちの連帯感を表現します。
マリカ・ファーヴルのアートスタイル
マリカ・ファーヴルは、その洗練されたグラフィックデザインで知られ、色と形の本質を捉えることに重きを置いています。彼女の作品は、ポジティブとネガティブスペースの巧みな利用を通して、ミニマリズムと動的な大胆さの対比を生み出しています。特に彼女の新作においては、インディゴブルーの色合いが女性たちの連帯を象徴し、視線を交わし合う一連の女性たちが描かれています。
また、作品の中に現れる白いハトは、女性の権利が平和に向かうための絶え間ない努力の結果であることを象徴しています。マリカは自らの言葉で、国際女性デーの意義を語り、「今日は私たち女性の存在を祝う日。私たちの持つ強さ、しなやかさ、そして深い連帯感を称賛したい」と語っています。
ケリングの女性支援活動
ケリングは、女性の活躍を支援する取り組みを長年行ってきました。「女性の活躍支援」という社内ポリシーのもと、才能ある女性たちのスキルアップを推進し、文化や芸術分野で女性へのスポットライトを当てるプロジェクト「ウーマン・イン・モーション」を10年間実施してきました。また、2008年に設立された「ケリング・ファウンデーション」は、女性と子供の権利保護に力を入れ、暴力のない世界の実現を目指しています。
これらの取り組みは、国際女性デーにおけるケリングの姿勢にも反映されており、「#NotJustToday」のハッシュタグを通じて、女性のための日常的な取り組みの必要性を訴えています。
過去には、ソレダッド・ブラヴィやシャルロット・ル・ボンなど、数々の著名な女性アーティストがこのプロジェクトに参加し、創作を通じて多様なメッセージを発信してきました。
マリカ・ファーヴルのプロフィール
マリカ・ファーヴルは、1982年にフランスで誕生し、École Nationale Supérieure des Arts Appliqués et des Métiers d'Art(ENSAAMA)を卒業後、イラストレーターとしてのキャリアをスタートしました。2004年にロンドンに移り、現在はバルセロナを拠点に活動しています。彼女の作品については、公式ウェブサイトで全て見ることができます。
ケリングについて
ケリングは、斬新なファッションやレザーグッズ、ジュエリーブランドを展開するグローバルラグジュアリーブランドです。傘下のブランドには、グッチやサンローランといった名門を含みます。クリエイティビティを基盤に、サステナブルな未来のラグジュアリーを形成し、各ブランドが自由な創造性を表現できるような環境を整えています。
このようなケリングの信念は、「イマジネーションをその先へ」と表現され、未来への想像力を高めることを目指しています。