徳島のファミリーマートで新たなサービスが始動
最近、徳島県内のファミリーマートなどに設置されたイーネットATMにおいて、ご当地の言葉による音声案内が開始されました。この新しい取り組みは、株式会社イーネットと阿波銀行の協力により実現しました。これで再訪者を迎えるおもてなしの心が一層高まります。
ご当地言葉の音声案内とは
この音声案内は、徳島大学総合科学部社会総合科学科の村上敬一教授の監修によるもので、阿波銀行の行員の方が音声を担当しています。地域への愛着を感じる挨拶が、ATM利用者の心を温かくします。
エリアごとに異なる挨拶
徳島県は、北東部、南部、西部の3つのエリアに分けられ、そのそれぞれに特有の挨拶が設定されています。
- - 北東部(徳島市、鳴門市、板野郡) での挨拶は、
- いらっしゃいませ:よーきたなー
- ありがとうございました:また、きてよ
- こんにちは:よーきてくれたなー
- ありがとうございました:また、きてよ
- - 西部(阿波市、吉野川市、三好市、美馬市) での挨拶は、
- いらっしゃいませ:よーきてくれたなー
- ありがとうございました:また、きーよー
こうした多様な挨拶が、地域ごとの特色を強調し、訪れる人々が親しみを感じられるようになっています。
ATMの設置状況
現在、徳島県内には64台のイーネットATMが設置されています。その内訳はファミリーマートが58台、ハローズが4台、MEGAドン・キホーテ徳島店が1台、そして徳島健生病院の売店に1台の計64台です。ATMは、身近で便利な存在として地域に根付いています。
19府県目の導入
イーネットでは、地域に密着したATMを目指し、2012年から沖縄を皮切りにご当地言葉対応のATMを展開しています。徳島県は、これで19府県目の導入となります。過去には、宮崎県、高知県、石川県、京都府、三重県など、様々な地域で導入が行われてきました。
デジタルサイネージによる情報発信
さらに、イーネットATMの上部にはデジタルサイネージが設置されており、地域の名所の写真と共にご当地言葉を紹介する動画が放映されています。放映は15秒間の無音が約5分に1回行われており、地域の魅力を伝える手段としても機能しています。
このように、イーネットATMのご当地音声案内は、地域の文化と言葉を大切にし、訪れる人々に親しみを持って出迎える素晴らしいサービスです。これからの展開に期待が高まります。