メンズメイク検定がもたらす新たな風
2025年12月6日、札幌ビューティーアート専門学校で実施されたメンズメイク検定2級。このイベントは、興味を持っている男性がメイクについて学ぶための素晴らしい機会となっています。運営を手がける株式会社growthのプロデューサーであり美容師である松本ゆうや氏が1年を通じて目指しているのは、男性の美容に対する関心を高め、技術を磨くこと。
この専門学校では2022年から毎年検定が行われており、受験者数は年々増加しています。今年度はなんと186名が参加し、受験を2回に分けて実施するほど。参加者の多さは、メンズメイクへの関心を物語っています。
合格者の活躍
受験生の中には、実際に合格した人が現場で活躍している姿も。2023年に同校の生徒としてメンズメイク検定2級に合格した冨田華乃さんは、現在東京の渋谷にあるGOALDというメンズ専門サロンで美容師として勤務。彼女はこの検定の一環で検定員としても参加し、経験を生かして後輩たちにメンズメイクの魅力を伝えました。
学校のコメント
札幌ビューティーアート専門学校の担当教員は、毎年受験者が増えていることに手応えを感じています。現役の美容師によるデモや講話が、生徒たちの学びをより一層深めているとのこと。「生徒たちの輝く表情を見て、毎回この検定を実施して良かったと思います。今年度も多くの生徒が参加してくれて感謝しています」とコメントしています。
受験生の声
生徒代表である美容科1年の玉井さんも、「男性がメイクをすることは今や当たり前。初めてのメイクを学ぶ機会を与えてもらい、感謝しています。自分がかっこよくなったことで、これからもメイクに励みたいと思いました」と話しています。このように、多くの生徒がメンズメイク検定をきっかけに自信をつけ、就職活動などにも役立てています。
検定を支える人々
検定員は渋谷GOALDのタニザキシホさんや杉山幹貴さん、冨田華乃さんなど、現場で活躍する美容師たち。彼らはメンズメイク検定協会の重要な役割を担っています。さらに、協会代表の松本ゆうやさんや、メイクアップアーティストのKeiさんも参加し、その豊富な知識と経験を学生たちに伝えています。
メンズメイクの未来
メンズメイク検定は、美容業界だけではなく、一般男性の美容意識をも変える可能性を秘めています。今後もこのトレンドが続く中で、男性のメイク技術はますます進化していくでしょう。メンズメイク検定は、その先駆けとして多くの若者に新たな魅力を提供し続けることでしょう。美しくなりたいと思うすべての男性に、今も未来も、メンズメイクは重要な要素となるのです。