新感覚の朗読劇「VISIONARY READING」、三島由紀夫作品を上演
株式会社AOI Pro.が新たにスタートさせる朗読劇シリーズ「VISIONARY READING」が、その幕を開けました。記念すべき第1作として、三島由紀夫の書簡体小説『三島由紀夫レター教室』が舞台化されます。公演は2023年10月7日から12日まで、東京・紀伊國屋ホールで行われます。共催は株式会社サンライズプロモーション東京です。
この新たなシリーズ「VISIONARY READING」は、従来の朗読劇の概念を覆し、「映像で、朗読劇が、物語が、動き出す。」という斬新なコンセプトのもと、AOI Pro.が持つ映像制作で培ったノウハウを最大限に活用しています。舞台上では、演者の朗読にシンクロする映像が展開され、物語の世界観が立体的に表現されるのが最大の特徴です。これにより、観客は声と映像の調和した多層的な体験をすることができ、ただの「語り」を超えたドラマティックな朗読劇が実現されます。
今回の上演作品『三島由紀夫レター教室』は、恋愛や陰謀、誤解といった複雑な人間関係がテーマです。朗読とアニメーションの融合によって、観客は目でも耳でも心でも楽しむことができる、新しい形の観劇体験を提供します。2025年は三島由紀夫の生誕100年にあたるため、書店とのコラボレーション企画も予定されています。この機会に、是非彼の文学に触れてみてはいかがでしょうか。
脚本・演出とキャスト陣
脚本と演出を担当するのは、舞台界で注目を集める演出家・大和田悟史氏です。彼は人気舞台や多くの作品での作・演出を手掛け、多才で知られています。また、ビジュアル面を担当するのは人気イラストレーターのたなかみさき氏です。たなか氏の独特の視点で描かれるイラストは、この作品にぴったりの風合いを与えています。
さらに、各回ごとに異なる豪華な声優キャストが登場し、それぞれの手紙が異なる表情を持ちます。井上麻里奈、鬼頭明里、月音こな、井上和彦など、豪華なキャスト陣が揃い、毎回異なる新しい感動を提供してくれます。このように、異なる声での朗読が織りなす物語の解釈は、毎回新鮮な驚きを与えてくれるのです。
公演詳細
公演は紀伊國屋ホールで行われ、チケットは8月4日から公式サイトで先行発売されています。料⾦は8,500円で、全席指定制です。未就学児の入場はお断りされているため、観劇予定の方はご注意を。公演の概要や出演者情報、最新情報は公式HPで確認できます。
さらに、チーフプロデューサーの代情明彦氏は「映像で物語が動き出す」ことを強調し、観客に新たな感動を与えることに期待を寄せています。三島由紀夫の作品の新たな一面を、この独特な舞台で楽しむことができるでしょう。
公演スケジュール
- - 10月7日 (火) 19:00
- - 10月8日 (水) 19:00
- - 10月10日 (金) 19:00
- - 10月11日 (土) 13:00 / 19:00
- - 10月12日 (日) 12:30 / 18:00
このように、興味深い内容と形式が組み合わさった新たな朗読劇を通して、三島由紀夫の世界観をより深く体感してみてはいかがでしょうか。