宮薗節の真髄を体感する、第8回イベント開催のお知らせ

宮薗節の魅力を感じる夜

第8回宮薗節公演が、2025年に開催されることが決まりました。この公演は、古典音楽の中でも特に特色のある宮薗節を深く味わう機会です。文人・永井荷風により“最もしめやかな浄瑠璃”と称された宮薗節。その独自の世界観を現在に伝えるこのイベントでは、古雅な趣を堪能しながら、耳に心地よい哀切な響きを楽しむことができます。

宮薗節は、上方起源で江戸・吉原地域に根付いた珍しい「古曲」のひとつです。現代ではなかなか触れることが難しいこの形式の音楽ですが、今回の公演ではその真髄と魅力をたっぷりと味わえる絶好のチャンスです。出演者は、浄瑠璃の宮薗千よし恵さん、三味線の宮薗千佳壽弥さん（人間国宝）、立方の藤間心さん、そして古川諒太さん（ご案内役）と、豪華な顔ぶれが揃います。

演目について

公演の演目には、「鳥辺山」という演目が含まれています。また、宮薗千佳壽弥さんと古川諒太さんによる解説、および舞踊「くるわ文～ほおずき」も予定されています。これらの演目を通じて、江戸時代の人々がどのように男女の情を描いたのか、どのような感情が込められていたのかを感じ取ることができることでしょう。

チケット情報

チケットは一般4,500円で販売されますが、せたがやアーツカードや世田谷パブリックシアター友の会に加入している方は、前売り券を4,000円でお求めいただけます。ただし、全席指定制で消費税込み、一部の方は未就学児の入場ができないためご注意ください。チケットの発売は2025年1月29日（水）10:00から開始されますが、この初日はオンラインおよび電話のみの受付となりますので、ぜひご確認ください。

文化イベントを支えるサポーターたち

この公演は、公益財団法人せたがや文化財団音楽事業部の主催であり、世田谷区と世田谷区教育委員会の後援があります。また、松本記念音楽迎賓館や（株）世田谷サービス公社、エフエム世田谷、（有）太子堂楽器店など、さまざまな団体が協力しています。日本コロムビア(株)の好田輝之さんが企画協力を行っており、多くの支持を受けてこのプロジェクトが実現しています。