TUDORが発表した新作ブラックベイクロノ “カーボン 25”の魅力を探る

TUDORが発表したブラックベイクロノ “カーボン 25”

スイスの名門腕時計ブランド、TUDORが新たに「ブラックベイクロノ “カーボン 25”」を発表しました。このモデルは、1950年代から続くTUDORのモータースポーツとの深い関わりを強く意識させるデザインと技術が施されています。特に、エンドリンクを含むカーボンファイバー製のケースに、軽量なチタニウム製プッシャーを組み合わせた作りは、競技の世界で重視される軽さと強さを兼ね備えています。

時間への情熱

モータースポーツは常に危険を伴い、一瞬の判断が勝者と敗者を分ける世界です。ドライバーは限界を攻め、鋭く「時間」を意識しなければなりません。このような背景の中、TUDORは60年以上前から時計を通じてサポートしてきました。1960年代後半、日本のレースシーンでもチューダーの時計がドライバーたちに愛用されていたのです。そして2025年、新作「ブラックベイクロノ “カーボン 25”」は、モータースポーツの最前線で戦うヒーローたちの時計として登場します。

新しいブラックベイクロノ

このモデルは、TUDORのモータースポーツへの情熱を反映しています。軽量性が人気のカーボンファイバー素材を利用し、特にクロノグラフ機能を最大限引き出すために再設計されたケースが特徴的です。タキメーターベゼルやエンドリンク、クロノグラフのサブカウンターに至るまで、カーボンが随所に使われ、性能と美しさの両立を実現しています。2025年のVisa Cash App Racing Bulls F1チームのデザインを取り入れており、この年にのみ2,025本しか製造されない限定品です。

デザインと技術の融合

ブラックベイクロノ “カーボン 25”は、42mmのカーボンファイバー製ケースを採用し、さらにタキメーターベゼルもカーボンファイバーで製作されています。サブカウンターには視認性の高いデザインが施され、ドーム型の「レーシングホワイト」ダイアルが全体の印象を引き締めます。また、スノーフレークと呼ばれる針は1969年のTUDORダイバーズウォッチのアイコンとして親しまれていますが、このモデルにもその美しさが採用されています。シリコンバランススプリングを持つマニュファクチュールキャリバー MT5813は、約70時間のパワーリザーブを誇り、スイス公認クロノメーターとしての性能も保証されています。

モータースポーツへの情熱

この新作は、TUDORが長い間育んできたモータースポーツとの絆を象徴するモデルであり、価格も1,037,300円（税込）と、トラディショナルな高品質を求めるコレクターには魅力的なアイテムです。F1ドライバーのリアム・ローソンとイザック・アジャーも、そのパフォーマンスを支える時計としてこのブラックベイクロノ “カーボン 25”を身に着けています。