コロナ禍から生まれた新たな風
新型コロナウイルスが世界を襲った2020年、多くの人が極度の不安や絶望に直面しました。しかし、その逆境は新たな可能性を生み出すきっかけとなることもあります。今回は、俳優からプロデューサーに転身した古山知美氏と竹中香子氏のインタビューを通じて、彼女たちがどのようにしてコロナ禍の中で新たな挑戦を始めたのかを掘り下げていきます。
プロデューサーへの道のり
「自分たちの雇用は自分たちで作る」と彼女たちは決意しました。コロナ禍という未曾有の状況は、彼女たちにとって大きな転機となりました。俳優としての活動が一時的に停止する中、古山氏と竹中氏はプロデューサーという新たな役割に挑戦することを決意し、初めての作品制作に取り組みました。
最初の作品の取材は偶然の経緯から始まりましたが、それは確実に彼女たちの運命を変えるものとなりました。コロナ禍によって、彼女たちは新しい視点を持ち、意義のある作品を生み出したいという強い思いを抱くようになりました。
海外プロジェクトへの挑戦
海外市場に挑むため、彼女たちはVIPOが提供する支援プログラムに参加しました。海外ラボでの体験は、様々な国のクリエイターとの出会いを通じて、新たな視点を与えてくれました。語学の壁を越えて、彼女たちが得たのは「伝えたい核心」。そのメッセージがあれば、言葉を超えて人々に響くことを経験しました。
また、海外のメンターとの厳しいフィードバックを通じて、「折れない心」が養われました。トライし続けることで学びを深め、失敗を糧に成長していく姿勢が彼女たちの魅力でもあります。特にネットワーキングにおいては、信頼関係の構築を意識し、心を開くことの大切さを感じています。
日本の補助金制度の活用
彼女たちは、国際共同制作における日本の補助金制度「J-LOX+」を効果的に活用しています。この制度は、海外展開に向けての強力な武器となり得るもので、経済的な支援を受けながら、創造性を追求することが可能です。お金は手段として位置づけ、芸術が中心であるべきだという哲学を持ち、国際共同制作の実現に向けて取り組んでいます。
新たなプロジェクトと未来へのビジョン
現在、彼女たちは『煙突清掃人』と題する“クリエイティブドキュメンタリー”の制作に注力しています。この作品は日本の日常を異文化の視点から照らし出し、フィリピンとの共同制作を通じて新たな価値を提供することを目指しています。将来的には、より多くの国との交流を深めながら、国際的な制作に取り組むことが彼女たちのビジョンでもあります。
次世代クリエイターへのメッセージ
最後に、彼女たちはこれから海外市場を目指すクリエイターたちへのメッセージを伝えています。「挑戦し続けることが重要です。恐れずに、自分の伝えたいことを形にしていく勇気を持ってください」と語る古山氏と竹中氏。その情熱と姿勢こそ、今後の日本のクリエイティブ産業において大いに評価されることでしょう。彼女たちの挑戦は、すべてのクリエイターにとってのインスピレーションとなるはずです。