シルヴェスター・リーヴァイの音楽遍歴を知る書籍先行発売イベント

2025年10月9日、渋谷のHMV&BOOKSにて、映画音楽やミュージカルで名を馳せたシルヴェスター・リーヴァイ氏の書籍「音のある人生」が先行発売されるイベントが行われました。本書は、リーヴァイ氏自身が80歳を迎えるにあたり、自らの人生や音楽にまつわるエピソードを振り返る自伝的な要素を含んでいます。この日は、リーヴァイ氏を監修とし、著者カール・ホーエンローエ氏、翻訳者の大井知範氏が集まり、特別なトークショーが開かれました。

イベントはすぐに完売となるほどの人気を誇り、多くのファンが集結。参加者は、リーヴァイ氏の音楽に対する情熱や、彼の人生の歩みを直接聞ける貴重な機会となりました。トークショーでは、リーヴァイ氏が執筆を依頼した理由を、「80歳の節目に、皆さんに私自身の人生を知ってほしいと感じたから」と語り、彼の人生の深い部分に触れる瞬間が訪れました。ホーエンローエ氏は、執筆過程での心境を、「多くの人への取材を通じてリーヴァイ氏とその家族の足跡を辿るのは非常にやりがいがありました」と語り、翻訳者の大井氏は「ただの翻訳ではなく、音楽家の人生を語る重大な役割だと感じていました。翻訳中は、その面白さに誰かに話したくなる衝動を抑えるのがとても難しかったです」と正直な思いを打ち明けました。

会場は三者の親しみやすい人柄と洒脱なトークで笑いに包まれ、聴衆も魅了される雰囲気が広がりました。リーヴァイ氏は、本書が家族との絆を掘り下げていることに触れ、「この書を通じて私の音楽へのアプローチが変わると嬉しいです」とコメント。著者のホーエンローエ氏は、リーヴァイ氏の人生そのものが一つの模範であり、読者に自らの生き方について考えるきっかけを提供できることを願っていると述べました。また、大井氏は本書を通じてリーヴァイ氏の作品を新たに楽しむ体験ができると感じ、読者にの理解を深めることを期待しました。

この書籍は、リーヴァイ氏の音楽的な足跡を辿るものであり、彼の作品とその背景にある思いを知る絶好の機会となります。豊富なエピソードや貴重な写真も多数収録され、リーヴァイ氏の知られざる一面を発見できる内容となるでしょう。発売は2025年10月30日を予定しており、全国書店やネット書店で購入可能です。音楽やミュージカルに興味がある方は、ぜひ手に取ってリーヴァイ氏の音楽的世界を体験してみてください。