動画配信サービスの変化
2025-12-11 12:40:30

加速する動画配信サービス利用の変化、SVODは停滞もサービス利用本数は増加中

動画配信サービスの利用状況に関する最新分析



エンターテイメント業界に特化したデータとデジタルマーケティングを提供するGEM Partners株式会社(ジェムパートナーズ)が、2025年11月の調査結果を含む「動画配信/放送/ビデオソフト市場 ユーザー分析レポート」を12月11日に発表しました。本レポートは、動画コンテンツの利用実態を分析し、契約形態や観賞形態に基づく利用率の推移を探ります。

SVODの利用率は停滞中



2025年における利用状況を見てみると、定額制動画配信サービスSVODの利用率は前年よりもわずかに上昇し、40.7%に達しました。これは前年比+0.2ポイントの成長を示しますが、19年から22年間に見られた急激な成長には及ばず、特に23年と24年には成長の鈍化が見られました。これにより、今年はさらに成長の先細りが懸念されています。新たな契約形態やサービスの台頭がこの傾向に影響している要因と考えられます。

無料コンテンツの微増とレンタルの現状



無料動画配信サービスAdVODは、58.8%という利用率を記録し、前年比+0.7ポイントの微増を示しました。一方、無料放送(地上波/BSS)については利用率は減少傾向にあります。記録としては前年に続き下降しております。レンタル動画配信のTVODに関しては前年比+0.3ポイントの微増を遂げたものの、長年の減少トレンドは続いており、DVD・BDのレンタルや購入についてはさらに利用者数が減少しています。

SVOD利用者のサービス利用数の増加



興味深いことに、SVODサービスの平均利用サービス数は全体で前年よりも0.1増え、現在は平均1.0サービスを利用しています。特にSVODユーザーでの平均利用数は前年の1.8サービスから25年には2.0に増加しました。また、年代別で見てみると、15歳から19歳と60代では平均利用サービス数がそれぞれ0.3増加しており、概ね全ての年代で利用が増加しています。

多角的なデータ分析が可能



本レポートでは動画市場を「契約形態」と「鑑賞形態」で多角的に分析しています。これにより、ユーザーは映像コンテンツの利用実態を把握しやすくなっています。契約別の利用実績や、個別サービスの浸透度を深掘りしたデータも提供されており、より選択肢の広がるホームエンタテインメント市場への理解が深まることが期待されます。

調査概要と会社紹介


調査は2025年11月8日から11月12日の間にインターネットを通じて行われ、調査対象は日本国内に住む15歳から69歳までの男女18,680人です。今後のエンターテイメント業界の動向を見逃さないためにも、このレポートは非常に重要な資料となります。

GEM Partners株式会社について


GEM Partnersは、2008年に設立され、エンターテイメントビジネスやデジタルマーケティング分野での専門性を生かした調査データを提供し続けています。興味のある方はぜひ、詳細情報を公式ウェブサイトでご確認ください。

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