土屋太鳳、名匠・佐々部清監督を偲ぶ特別イベント
福岡で開催される「ふくおか国際映画祭With Everyone」が、名監督・佐々部清さんの没後5年を追悼する特集を企画しています。特集では、土屋太鳳さんをはじめ、升毅さんや野村展代さんなど、佐々部監督にゆかりのあるゲストが集結し、特別な上映会と対談イベントが行われます。
イベントのスケジュールは非常に充実しており、12月25日には子供たちが戦争の悲劇を描いた作品『日輪の遺産』が上映され、翌26日には夢に挑む少女たちの物語『約束のステージ』が登場します。どちらの作品も、佐々部監督の深い人間描写が光ります。
佐々部清監督の功績
佐々部清監督は、ヒューマンな視点で社会の問題を掘り下げる作品を数多く手がけました。代表作には『半落ち』や『八重子のハミング』があり、特に『日輪の遺産』では、戦争の影響を受けた子供たちの葛藤をリアルに描いています。監督は山口県出身ながら、福岡でも多くの作品を撮影し、地元に深い愛着を持っていました。その般若流な姿勢が、彼の作品に強い影響を与えています。
豪華なゲスト陣
土屋太鳳さんは若かりし頃、中学生の時に『日輪の遺産』に出演し、佐々部監督から多くのことを学んだと語っています。その後、女優として大きく成長し『約束のステージ』の主演を務めました。今回の特集では、プログラムの中で彼女が出演した作品を振り返り、佐々部監督との思い出を共有する貴重な機会となります。
升毅さんは、「八重子のハミング」に主演し、晩年の佐々部監督の盟友として知られています。彼もまた、監督への尊敬の念を持っており、対談イベントではその思いやエピソードを語ることでしょう。
今回のイベントにはMCとして港岳彦さんが参加し、佐々部監督の魅力に迫ります。そして、戦後80年という重要な時期に、彼の作品が再評価されることは、映画ファンにとっても貴重な瞬間です。
特別な上映会スケジュール
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『日輪の遺産』上映 16:30より (会場: 九州大学大橋キャンパス多次元棟ホール)
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『約束のステージ』上映 15:00より (会場: 九州電力みらいホール)
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佐々部清監督の人と作品を語る」対談 17:00より
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『Prelude』上映 18:00より
特別なトークイベントや上映会に足を運んで、名匠の作品を再確認し、彼が残したメッセージに触れてみてはいかがでしょうか。詳細は、ふくおか国際映画祭の公式サイトで確認できます。