音楽とAIの共創
2026-01-21 13:39:20

日本コロムビアが生成AIプラットフォーム「Udio」と連携し音楽制作の新境地を切り開く

日本コロムビアグループ株式会社(NCG)は、生成AI音楽プラットフォーム「Udio」とライセンス契約を結ぶ方針を発表しました。この取り組みは、NCG傘下の各グループ会社が独立系音楽ライセンス団体Merlinを通じて行われます。Udioは2026年から北米で音楽制作を開始する予定で、著作権を有するアーティストからの公式な許可を得た音楽のみを使用するクローズド型サービスを提供します。

生成AI技術の進化に伴い、音楽制作の幅が広がる一方で、著作権侵害や生成物の無断利用といった問題も際立っています。こうした問題意識を背景に、Udioは権利者の許諾を前提とした新しい枠組みへと移行することを決定しました。NCGはこれを、生成AIと音楽が共存していくための重要なステップだと捉え、本契約への参加を進めます。

この契約は、生成AIプラットフォームに関する包括的な商業条件を定めるものですが、特定のアーティストの使用を一律に許諾するものではありません。具体的な利用に関しては、各アーティストおよびその関連事務所との具体的な合意が必要となります。NCGは、アーティストの意思を尊重し、慎重に運用を進める方針です。

NCGはこの取り組みを、力強い音楽の価値を未来に引き継ぐための新たな表現の可能性を探る試みと位置付けています。同社は「AIを基盤とした次世代型クリエイティブプロデュースカンパニー」を目指し、本契約を通じてアーティストの権利が保護される環境整備を図り、テクノロジーによって新たな音楽体験を創出することを目指しています。

日本コロムビアグループの代表取締役社長、佐藤俊介氏は「AIの進化によって、私たちは『一億総クリエイターの時代』に突入しました。当社は116年の歴史を活かし、インディペンデント・アーティストの支援を続けていきます」とコメントしています。彼は、Udioが持つ「権利者へのリスペクト」の思想が、現代の音楽創造において不可欠な価値と語っています。

Udioの共同創業者でCEOのアンドリュー・サンチェス氏は、「このパートナーシップは独立系アーティストを支えるものであり、アーティストが作品の主導権を維持し、正当な対価が支払われる環境を確保することを目的としています」と述べています。彼はMerlinと共に、ファンやクリエイターが楽曲との新たな繋がりを持つことができる環境を目指すと強調しています。

MerlinのCEOであるチャーリー・レクストン氏も、アーティストの権利と作品の尊重に関する必要性を強調し、「我々はUdioが持つビジョンを高く評価します。これは、AIの進化を主体的に形作るための強い意志の表れです」とコメントしています。

Udioは、アーティストとファンに特別なAI体験を提供することを目指しており、業界の最先端技術とパートナーシップを通じて、新しい音楽の享受を促進することに注力しています。Merlinは、世界の主要インディペンデントレーベルやディストリビューターのためのデジタルライセンスパートナーとして、業界の健全な発展を目指しています。

日本コロムビアグループ株式会社は、AI技術を基盤とし、新たな音楽コンテンツの創出・配信を行う企業であり、今後もアーティストの活動を支援する施策を推進していくとしています。NCGの取り組みにより、音楽とAIが共創する未来が期待されます。


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