オペラ『みづち』が伝える
2025-01-30 16:02:22

大阪・関西万博に向けたオペラ『みづち』が令和の地球へのメッセージを送る

オペラ『みづち』が描く水の精霊と地球の叫び



2025年の大阪・関西万博に向けた特別なオペラが、滋賀県で上演が決定しました。それが『みづち』。このオペラは、私たちの生活に深く根差した「水」をテーマにし、現代文明が抱える環境問題に警鐘を鳴らすことを目的としています。

開催日は2025年6月28日と29日、場所は滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールです。作家の丹治富美子が手掛ける台本と、数多くの映画やテレビドラマの音楽を担当してきた作曲家、富貴晴美が音楽を担当。指揮は名門NHK交響楽団の下野竜也が務め、豪華なキャスト陣が揃いました。

水の精霊「みづち」とは



このオペラの中心には「みづち」が位置しています。「み」は水を意味し、「ち」は霊、すなわち「水の精霊」と解釈されます。水は地球の生命の源であり、私たちが生きるために欠かせない存在です。しかし、その水を巡る環境問題は深刻です。オペラ『みづち』は、私たちが日々の暮らしの中で見落としている水のありがたさ、そしてそれに対する警告を伝えようとしています。

物語は千年前の日本の村を舞台に、小太郎という若者が登場します。村は干ばつに悩まされ、民たちが苦しむ中、小太郎は伝説の神「みづち」を求めて旅立ちます。その途中で、様々な人物と出会い、試練に挑む姿が描かれます。このワクワクする冒険が、観客の心をつかむこと間違いありません。

環境へのメッセージ



いのち・ちきゅう・みらいプロジェクト実行委員会が主催し、環境省と協力しながら進めているこのオペラは、「水」に対する日本の伝統文化を世界に発信することを目的としています。流域の結束を高め、現代人へのメッセージをしっかりと届ける役割を果たしています。作品は全体を通じて、自然環境を大切にし、人間と自然が共に生きる未来を描いています。

さらに、オペラの翌日となる6月29日には、第1回Glocal SDGsフォーラムも開催され、地域の持続可能な未来に向けた取り組みが議論される予定です。このように、文化イベントとしてだけでなく、環境への意識を高めるための起点ともなっているのです。

チケット情報



チケットは2月22日から先行受付が開始され、全席指定で料金はSS席が13,000円、S席が11,000円、A席が8,800円、B席が7,700円です。学生向けの席も用意されており、家庭連れでの観賞も考慮されています。

このオペラ『みづち』は、単なる芸術作品ではなく、私たちが環境に対してどれほど無関心でいるのかを問い直す作品でもあります。美しい旋律と共に、このオペラを体験することで、私たちの未来を考える良い機会になるでしょう。皆さんのご来場をお待ちしています!


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