amuの挑戦: 新たな価値創造の物語
宮城県気仙沼市に本拠を置くamu株式会社は、日経BPが主催する「日経クロストレンド」の「未来の市場をつくる100社【2026年版】」に選出されました。この企画は、社会に変革をもたらす企業を厳選し、毎年発表されています。特に、生活・金融分野での革新的なアプローチが高く評価されたamu。その選出理由は、廃棄漁網をアップサイクルして新しい素材を生み出す取り組みにあります。
「未来をつくる企業」とは?
2026年に社会的インパクトを与える可能性のある企業を選ぶこの企画は、AIの進化や高齢化問題、物価の高騰など、多くの社会課題に対抗するための新しいビジネスモデルを持つ企業を探しています。選定プロセスでは、約400社を調査し、新規性、成長性、そして社会インパクトの3つの視点から評価されました。
amuはこの中で、「生活・金融」部門の一員として、持続可能性を実現する革新企業としての地位を確立しました。
amuの取り組み
「amuca®」という独自の素材を開発したamuは、漁網の回収から再資源化を行うことで新たな市場を創出しています。この素材は、豊富なデザイン性とともに、人々に海洋ごみ削減の意識を促進します。さらに、amuca®を使用した製品群には、バッグやアパレル、さらにはタイルまで多岐に渡ります。また、QRコード付きのタグを製品に添付することで、リサイクルの背景やストーリーを消費者に伝えています。
これにより、購入者は単に製品を手にするだけでなく、その背後にある持続可能性への取り組みにも参加することができるのです。
代表取締役CEO 加藤広大の思い
amuの代表取締役CEOである加藤広大氏は、この選出について「大変光栄です」と述べています。彼は、漁港町気仙沼から誕生したこのプロジェクトが地域の文化や風景を反映したものになることを願っており、地域経済の循環に寄与するプロダクトづくりに今後も尽力していくと強調しています。
これからの展開
今後、amuはさらなる成長を目指し、全国の漁港や自治体との協力を強化し、企業のCSR活動の一環としてもプロダクト提案を行っていきます。また、デザイン面でも地域の文化や風景を反映したテキスタイルを提供し、社会課題解決のためのパートナーとしての役割を果たしていきます。
「いらないものはない世界をつくる」というビジョンのもと、我們の取り組みは今後ますます拡大していきます。
詳しくは、
amu株式会社の公式ウェブサイトをご覧ください。