『彼女たちの断片』再演決定!
東京演劇アンサンブルが主催する作品『彼女たちの断片』が、2025年5月16日から18日にかけて、あうるすぽっとで再演されることが決まりました。この作品は、2022年に初演され、その内容が高く評価され、岸田國士戯曲賞の最終候補となった実績を持っています。
チケット情報とアクセス
チケットはすでにカンフェティにて販売が開始されています。特に驚くべきは、カンフェティ会員向けの特典が用意されていることで、一般チケットの価格は4,300円ですが、会員割引を利用すると、なんと3,300円で見られます。公演会場のあうるすぽっとは、東京都豊島区東池袋に位置し、アクセスも良好です。
公式ホームページからの購入が推奨されており、詳細な情報は
こちらをチェックしてください。
物語の背景とテーマ
『彼女たちの断片』では、大学生の多部が望まない妊娠を重ねて直面する厳しい現実が描かれます。物語は、彼女が友人みちるの助けを借りて「中絶薬」を手に入れ、母の同僚に泊まる中、その一夜の出来事を中心に展開されます。この作品では、女子たちが共に寄り添いながら、社会的なテーマである妊娠や中絶、性、レイプ、家父長制などに真摯に向き合います。
劇中では、思春期の女子たちが抱えるさまざまな悩みや感情が、モノローグや会話を通じて浮き彫りにされ、観客は彼女たちの心の内を直視することになります。特に、日本の医療の遅れや生殖に関する権利についての議論が展開されることで、観客にも深い感慨を与える作りとなっています。
迫力のキャストとスタッフ
本作の出演者には、洪美玉、原口久美子、永野愛理、志賀澤子など、個性豊かなキャストが揃います。また、石原燃の脚本に、小森明子が演出を手掛けることからも、期待が高まります。演出や音楽、舞台美術、衣装など、全方面にわたってしっかりとしたスタッフが揃っているため、クオリティの高い公演が期待されます。
公演のスケジュールは、5月16日(金)19時、17日(土)14時・19時、18日(日)14時の予定で、各回の開場は30分前となっています。上演時間は約2時間10分となるため、しっかりとした緊張感のある劇体験が期待できるでしょう。
まとめ
『彼女たちの断片』は、ただの再演に留まらず、現代社会が抱える深いテーマへの切り口を提供します。この作品に触れることで、多くの観客が新たな視点を得ることが出来るでしょう。見逃せない公演となりますので、ぜひチケットを手に入れて、劇場での体験を味わってください。