ブルガリの新たな挑戦
2025年11月14日、スイスのジュネーブで開催されたジュネーブ ウォッチ グランプリにおいて、ブルガリの「オクト フィニッシモ ウルトラ トゥールビヨン」がトゥールビヨンウォッチ賞を受賞しました。この快挙は、ブルガリの卓越した時計製造技術の証とも言えます。
ブルガリは、過去にも数々の賞を受賞しており、近年では2023年の「セルペンティ クレオパトラ」や2022年の「セルペンティ ミステリオーシ ハイジュエリー シークレット ウォッチ」でジュエリーウォッチ賞を獲得するなど、その名声を高めています。今回の受賞に際し、同社のCEO、ジャン-クリストフ・ババン氏は「私たちのチームに深く感謝します」とコメント。不朽の名作「オクト」は、彼らの長年の努力によってハイジュエラーとしての地位を確立してきたことを誇りに思っているのです。
トゥールビヨンの革命
「オクト フィニッシモ ウルトラ トゥールビヨン」は、トゥールビヨンの最薄記録を樹立し、現在のブルガリのウォッチメイキングにおける進化を象徴しています。ムーブメントの厚さはわずか1.85mmで、そのスケルトン設計により、見る者の期待を超える美しいディテールが施されています。
トゥールビヨンは、18世紀に発明されて以来、時計製造において最高の精度を保証する技術として知られてきました。ブルガリは、ムーブメントのデザインと性能を極限まで引き上げることで、これまでの常識を覆しています。また、彼らはスタイルと機能の完璧なバランスを保ちながら、精巧さを追求しています。
新たなデザインの追求
「オクト フィニッシモ ウルトラ トゥールビヨン」のデザインは、細部へのこだわりが光ります。特にベゼルフランジやトゥールビヨン部分の仕上げは、サンバースト加工などの現代的な技術を駆使し、視覚的な美しさを引き立てています。これにより、目を引くコントラストが生まれ、機械的な芸術が際立つのです。
さらに、ブルガリは伝統的なウォッチメイキングの原則を尊重しつつ、新しいデザイン方向に挑戦しています。彼らのプロジェクトは、単に時計を作るのではなく、時計の設計における新しい可能性を模索する試みでもあります。これまでの成功が次の挑戦へのステップとなり、機械式時計の製造における革新を促す要因となっています。
テクノロジーとアートの融合
この新作時計において、ブルガリは機械式時計製造における新たなアプローチを定義し、技術的な洗練を再考しています。特に、2針表示への回帰が印象的で、技術の洗練と温もりのある人間的なタッチを融合させています。このようなイノベーションは、彼らのウォッチメイキングにおける新しい道を切り開く鍵となるでしょう。
ジャン-クリストフ・ババン氏は、これまでの記録が次のステップへのインスピレーションとなっていると語り、伝統的な技法と新しい技術のバランスを保ちながら、新たな挑戦を続けることを強調しています。彼のリーダーシップのもと、ブルガリはハイジュエラーから卓越したウォッチメーカーへと進化を果たしています。
製品概要
「オクト フィニッシモ ウルトラ トゥールビヨン」の詳細は以下の通りです:
- - 品番:104313
- - 価格:要問合せ
- - ムーブメント:BVF900超薄型機械式トゥールビヨンムーブメント、手巻き、28,800振動、42時間パワーリザーブ
- - ケース:径40mm、厚さ1.85mmのサンドブラスト仕上げのチタン製ラグとベゼル、タングステンカーバイド製メインプレート
- - ダイヤル:アンスラサイトDLCを施したサンドブラスト加工ブラス製
- - ブレスレット:サンドブラスト仕上げのチタン製ブレスレットと一体化されたフォールディングクラスプ、厚さ1.50mm
この洗練されたタイムピースは、ブルガリの時計製造におけるアートと技術の新たな高みを目指し、さらに多くの成功を収めることが期待されています。詳細については、
ブルガリ・ジャパンまでお問い合わせください。