2025年の年末、東京国際フォーラムで詩楽劇「八雲立つ」の上演が決まりました。この作品は、J-CULTURE FESTというイベントの一環として行われ、伝統と革新をテーマに日本文化を新たな視点で体験する機会を提供します。J-CULTURE FESTは、2017年に始まり、現代における日本古来の伝統芸能の魅力を発信することを目的としています。年末年始の恒例の公演で、日本文化にダイレクトに触れることができる貴重な機会となるでしょう。
詩楽劇「八雲立つ」は、2022年から2023年にかけて公演された作品で、神々に触れることで一年の穢れを祓い、新年を迎えることをテーマとしています。この舞台では、日本の伝説に登場する神々の物語を、実際の装束を纏ったプロフェッショナルたちが演じることで、古典芸能と音楽の見事な融合を楽しむことができます。
物語は、荒魂と八岐大蛇を中心に展開し、スサノオの成長と、岩長姫の美への嫉妬から生じる闇堕ちの物語が描かれます。スサノオの成長物語は、日本という国の形成における重要な役割を果たしており、さまざまな情景が映し出されます。この作品を手がける脚本家は、戸部和久氏で、歌舞伎や神楽の要素を盛り込んだ独自のアプローチで新たな舞台を提供します。構成・演出を担当するのは、日本舞踊の家元である尾上菊之丞氏です。
出演者には、尾上右近や紅ゆずるをはじめとする多才なキャストが揃います。尾上右近は、歌舞伎の枠を越えて様々なメディアで活躍する若手実力派役者としてスサノオ役を演じます。岩長姫役には、元宝塚歌劇団のトップスター紅ゆずるが参加し、他にも多くの才能あふれるキャストが集結。彼らの圧巻のパフォーマンスは見る人を魅了することでしょう。
また、WSや企画展も同時に開催され、来場者は江戸木版画や鼓の体験、いけばな、パフォーマンス書道など様々なワークショップを通じて日本の伝統文化に親しむことができます。
【公演概要】
J-CULTURE FEST presents 詩楽劇「八雲立つ」
- - 構成・演出: 尾上菊之丞
- - 場所: 東京国際フォーラム ホールB7
- - 公演日程: 2025年12月29日〜31日
チケット細情報は公式サイトで確認のこと。日本文化の豊かさと先進性が感じられる舞台を是非お見逃しなく!