地域資源を生かした「すみだ五彩の芸術祭」公募プロジェクトが募集開始
2026年に開催予定の「すみだ五彩の芸術祭」に向けた公募プロジェクトが本格的にスタートしました。この芸術祭は、墨田区や隅田川流域の魅力を評価し、地域資源をテーマにした芸術文化活動を通じて、地域コミュニティの魅力を再発見することを目的としています。
アートプロジェクト「隅田川 森羅万象 墨に夢」とは
この公募プロジェクトの背景には「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称:すみゆめ)があり、2016年から続くアートプロジェクトです。北斎が愛した隅田川をテーマに、地域のアーティストたちがさまざまな作品を生み出しており、これまでに152件の公募事業が行われてきました。このプロジェクトは、幅広いテーマと独自の視点からアプローチすることを奨励しています。
「すみゆめ」では、事務局がクリエイターとの密な連携を図り、適切なアドバイスや地域のリソースを紹介する伴走型支援が特徴です。これにより、参加者同士が交流し、互いにインスパイアされる環境が整っています。
公募の詳細について
募集情報
- - 申請受付期間:2026年1月12日(月祝)~2月16日(月)
- - 事業実施期間:2026年9月4日(金)~12月20日(日)
- - 実施場所:墨田区および隅田川流域
企画内容
- - 公開・発表を伴うアートプロジェクト(公演、展示、上映など)
- - すみだの地域資源を活かすことが求められます。
申請条件
- - 営利を目的としない文化活動を行う団体や個人
- - 申請者の居住地は日本国内外を問わず、申請書は日本語での提出が必要です。
支援内容
- - 補助金(上限100万円または200万円)や文化施設の利用・技術サポート、広報の協力が提供されます。
申請方法は原則オンラインで行いますので、詳細は公式ウェブサイトをご確認ください。
公募説明会の実施
公募に関心がある方は、事前に説明会に参加することをお勧めします。具体的な日程は以下の通りです。
- - 2025年12月14日(日) 14:00~@曳舟文化センター
- - 2026年1月13日(火) 18:00~@オンライン
- - 2026年1月20日(火) 18:00~@すみだ北斎美術館
アーティストの声と期待
これまで「すみゆめ」に参加したアーティストたちの中には、地域との交流が自身の作品に与えた影響を語る人物が多くいます。舞踏家の我妻恵美子さんは、地域の人々との温かい交流が作品制作のインスピレーションになったとおっしゃいます。また、植村真さんは、土地の特性を踏まえて作品を制作する重要性について語りました。地域に根ざした創作は、単独の公演とは異なる深みを与えてくれるのです。
特に広報サポートが充実していることも、アーティストたちにとっては大きな利点です。個々のプロジェクトを周知させることは、他の地域とのコミュニケーションも生み出すきっかけとなっています。
アートで地域を再発見
「すみだ五彩の芸術祭」は、地域資源を活かして新たな表現に挑む場です。芸術を通じてすみだの魅力を再認識し、地域とのつながりを深めていきましょう。2026年秋の開幕を、ぜひご期待ください。