ショートドラマ制作で提携した三社の狙いとは
先日、グローバルコンテンツ企業のCOPUS KOREAが、国内法人COPUS CONTENTS LAB(以下CCL)を通じて、株式会社GOKKO(本社:東京都港区)およびエムグループホールディングズ&キャピタルと業務提携(MOU)を締結しました。この提携により、三社は共同でショートドラマコンテンツの制作を行うことが決定しました。
ショートオリジナルコンテンツの共同制作
提携の主要な目的の一つは、日韓両国におけるショートオリジナルコンテンツの制作と韓国ドラマのリメイク制作を通じて、年間約20作品のコンテンツを開発することです。この新たな試みは、コンテンツの知的財産権(IP)を強化し、各社のビジネスの拡大を図るものです。
COPUS CONTENTS LABは、コンテンツ配給の役割を果たしながら、韓国で高度なIPを持つ企業との連携を深め、多角的なビジネス戦略であるOSMU(ワンソースマルチユース)を展開する計画です。これにより、コンテンツの流通を加速させ、ユーザーに新しい体験を提供することを目指しています。
GOKKOの成長戦略
2022年に設立された株式会社GOKKOは、企画から撮影、編集、マーケティングまで一貫して行うショートフォームコンテンツの制作企業です。特に、「ごっこ倶楽部」として知られるクリエイター集団が、「日常で忘れがちな小さな愛」をテーマに縦型ショートドラマを制作しています。その影響力は大きく、2025年の時点で累計再生数が50億回を超え、SNSでのフォロワー数も460万人を突破しています。
GOKKOの目標は、独自の制作体制を活用して日本のショートフォームコンテンツ市場におけるリーダーシップを強化することです。
エムグループの役割
エムグループホールディングズ&キャピタルは、世界10カ国以上に拠点を持ち、メディアやスポーツなど多岐にわたる事業を展開するグローバル投資会社です。74の関係会社を持ち、様々な分野での経験を活かしながら、今回の提携においては資金面やマーケティング面での支援を行います。
提携の意義と展望
COPUS KOREAの関係者は、グローバルショートフォームコンテンツ市場が急成長する中、今回の提携を通じて新しいビジネス機会を生み出すことを期待しています。また、日本法人CCLを介して、パートナーシップを強化し、グローバル市場での競争力を向上させる計画です。
このような戦略的提携によって、三社はショートドラマ事業でのさらなる拡大を目指し、新たな可能性と価値を創出していくことでしょう。今後の展開に目が離せません!