クレドール×山口晃
2025-06-10 12:44:31

クレドールと山口晃が織りなす特別なコラボ時計の魅力

クレドールと山口晃が織りなす特別なコラボ時計の魅力



セイコーウオッチ株式会社は、著名な画家・山口晃氏とのコラボレーションによる限定モデルの腕時計を8月8日より販売開始する。この時計は、数量限定で国内15本とされ、希望小売価格は3,300,000円(税込)だ。

日本の美意識が結集したデザイン



クレドールは1974年に誕生し、日本の伝統的な工芸技術を取り入れた高級腕時計を数多く展開してきた。一方、山口氏は独自の美と文化を追求する作品を手掛けており、今回のコラボは双方の思想が見事に合致した結果と言える。

デザインコンセプトは「数寄メカニカル」。この言葉は風流や風雅なものに心を寄せることを示しており、時計の機械的美を表現するために山口氏の独特な視点が反映されている。特に着目されたのは、機械式腕時計のセンターでもある「てんぷ」で、その動きから生命の律動が広がる様子が感じ取れる。

スケルトン仕様で生まれる新たなデザイン



ダイヤルには6時から9時の位置にスケルトン仕様が採用されている。ここでは新しいものが生まれる瞬間のエネルギーを表現するために、「開く」イメージが取り入れられている。このデザインは、ブランドの誕生50周年を迎え、海外市場へも進出するクレドールの新たなスタートを象徴している。

また、ムーブメントとダイヤルの間には透明なガラスを挟むことで機械の美しさを際立たせている。光の当たり具合によって異なる印象を与えるこのデザインは、過去のクレドールのモデルからインスピレーションを得たものだ。日本画の技法である菱文様も取り入れられ、11種類の素材から構成された60本のインデックスが独特の立体感を演出している。

この構造のおかげで、平面であるダイヤルに奥行きを感じさせることができるのだ。しかし、インデックスは通常の時計と異なり、時刻を示すために規則正しく配置されるのではなく、ダイヤルの一部として再構築され、まるでだまし絵のような神秘的な視覚効果を生み出している。

裏ぶたには宇宙のリズムが



時計の裏ぶたには、光を取り入れるためのデザインが施されており、てんぷを月、そこから広がるススキの野原を表現している。このデザインは天体の楕円軌道にまでつながるもので、全体の輝きも引き立てている。さらに、山口氏の落款印もデザインに取り入れられており、ファンにとって特別な価値を持った作品となっている。

クレドールの魅力



クレドールは、フランス語で「黄金の頂き」を意味し、日本の美意識と匠の技を融合した究極の美しさを追求している。この腕時計は、ただの時間を刻む道具ではなく、持つ人の心に豊かな色彩を与える輝くアート作品なのだ。

山口晃氏のプロフィール



山口晃氏は1969年に東京で生まれ、群馬県の桐生市で育った。東京芸術大学大学院を修了後、彼の作品は日本の伝統的な美術様式に基づき、幅広い表現技法を駆使している。最近では展覧会や公共アート作品など、多岐にわたる活動を展開しており、2023年にはその作品がニューヨークのメトロポリタン美術館に収蔵された。

商品詳細



この時計は、ステンレススチールとクロコダイルのストラップを採用し、サファイアガラスで保護されている。日常生活用防水機能を備え、ケースサイズは38.0mmとスリムながら高級感が溢れている。

クレドールと山口晃氏のコラボレーションによるこの限定モデルは、アートと時計技術が融合した一品で、時計愛好者だけでなく、アートファンにも響く魅力を持っている。実際に手にすることで、その美しさと機能性を体感できることだろう。


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