『かたき同志』
2025-02-10 12:36:31

2025年秋 藤山直美と高島礼子が織り成す母親同士のバトル『かたき同志』

2025年秋 再演決定!『かたき同志』



橋田壽賀子作、石井ふく子演出による名作芝居『かたき同志』が、2025年8月30日より新歌舞伎座で再演されます。1985年に初演された本作は、数々の再演を経て、多くの観客に支持され続けています。今回は藤山直美さんが演じるかめ役と、高島礼子さんが演じるお鶴役の競演が実現。両者の実力派女優としての化学反応が楽しみです。

この作品は、江戸下町の飲み屋の女将・かめと、呉服問屋の女主人・お鶴の二人が、息子と娘の結婚問題からくる喧嘩を繰り広げる様子を描いています。育った環境も性格も異なる二人が、親として愛する子供のために真剣に向き合い、時には激しく対立します。彼女たちのドタバタとしたやり取りには、大きな笑いと時に涙を誘う要素が詰まっています。

特に印象的なのは、母親同士の敵対意識が、次第に理解へと変わっていく様子です。彼女たちは最初は『かたき同志』として対立しますが、物語が進むにつれて互いへの愛情や支え合う姿が描かれ、観客はその変化をじっくりと楽しむことができます。橋田壽賀子さんの巧みなセリフには、誰もが心を打たれる瞬間がちりばめられており、観劇後の余韻は長く続くことでしょう。

物語の背景



物語は川を挟んでそれぞれの生きる町、ひさご亭と越後屋が舞台です。飲み屋の女将・かめは、一人息子の清太郎の将来を思い、医者になることを望んでいます。しかし、清太郎が飲み屋を継ぐと言い出すことから物語が動き出します。

一方、呉服問屋のお鶴は、一人娘のお袖に旗本の息子を婿に迎えたいと願っていますが、実際には清太郎に心を寄せていることが判明し、さらに事態は複雑化します。子供たちの将来に関して意見が食い違う二人の母が、互いに言い争いを繰り広げる様子は、まさに圧巻です。

公演概要



この特別な公演は、新歌舞伎座で2025年8月30日から9月21日まで行われます。チケットの一般発売は2025年6月23日から始まり、料金は階層によって異なり、1階席は13,000円から特別席は14,000円までの幅があります。

観客の皆様には、観劇を通じて親子の絆や友情、理解を深める機会を提供し、感動のひとときをお届けしたいと思います。ぜひ大切な人と共に、この感動の舞台を体験してみてはいかがでしょうか。詳しくは新歌舞伎座のウェブサイトをご覧ください。チケットの予約や公演に関するお問い合わせは、専用のテレホン予約センターをご利用ください。

新たなキャストによる新たな『かたき同志』を心待ちにしながら、ぜひ足を運んで、二人の個性が生み出す演技の妙を楽しんでください。


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