日本のサウナ実態調査
2025-03-07 11:16:47

2025年日本サウナ実態レポート: ブームとコロナ渦の影響を探る

2025年日本サウナ実態レポート



2025年の日本におけるサウナの利用実態について、一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所が新たな調査結果を発表しました。このレポートは、2017年から続けている調査の一環であり、毎年3月7日の「サウナの日」近辺で発表されていることを踏まえ、そのトレンドを詳しく見ていきます。

調査概要


今回の調査では、日本全国の1万人を対象にインターネットを通じて実施されました。参加者は、18歳から69歳の男女にわたり、男性5,015人、女性4,985人が関与しました。調査は2025年1月に行われ、サウナの利用頻度や温冷浴の認知度、サウナに行く頻度の変化が主な焦点となりました。レポートの記載では2024年度のデータが用いられています。

調査結果の概要


調査結果からは、サウナ愛好者の人口が微減していることが明らかになりました。特に、コロナ禍を経た愛好家人口は一時的に増えたものの、その後はコロナ前の水準に戻っていることが浮き彫りとなりました。特筆すべきは、ライトサウナー(年1回から2~3か月に1回の利用者)が大幅に減少している点で、これが全体の愛好者人口を下支えしている要因と考えられます。

各愛好者層の動向


  • - ヘビーサウナー (月4回以上の利用): 219万人から187万人
  • - ミドルサウナー (月1回~3回の利用): 431万人から421万人
  • - ライトサウナー (年1回から2~3か月に1回の利用): 1129万人から1040万人

これにより、全体のサウナ利用者数は1,779万人から1,648万人に減少しました。

地域差にみる愛好者の動向


愛好者の地域別比較では、関東圏ではミドルサウナーの数が増加する一方、関西圏ではヘビーサウナーの増加が見られました。どちらも前年に比べて新たな傾向を示しており、この変化が一過性なのか、地域差によるものなのかは今後の調査結果に委ねる必要があります。

温冷浴の認知度


温冷浴に関しては、認知度が低下傾向にあり、実践者も減少しました。「知っているがやっていない」という層が増え、実践者が減少していることが懸念されます。この事実は、サウナ愛好者のニーズが変化していることを示唆しています。

サウナ利用頻度が減少した理由


サウナに訪れる頻度が減少している背景には、サウナ施設における機能の変化が大きな要因として挙げられます。特に、飲食や睡眠などの附帯機能が減少したためにヘビーサウナーやミドルサウナーの頻度も影響を受けていると報告されています。一方で、料金の高騰や混雑、衛生環境の変化は頻度減の大きな要因にはなっていないようです。

まとめ


今回の調査結果は、サウナ愛好者が徐々に減少していることを示すとともに、利用スタイルや衛生に対する意識の変化が新たな利用者層の形成に影響を与えていることが分かりました。日本サウナ・温冷浴総合研究所は、サウナや温冷浴に関する調査を今後も継続し、その実態をさらに明らかにしていくことでしょう。サウナの未来を見据え、私たちはその行動の変化にどのように応じていくべきか、引き続き注視していく必要があります。


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