高校生の発想で実現する新たなファッション
株式会社アイジーエー(本社:福井県越前市、代表取締役社長:五十嵐昭順)は、地元の武生商工高校美術部との協力を通じて、新進の高校生デザイナーのアイデアを実際の製品として商品化するプロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトは4回目を迎え、若者独特の斬新なアイデアと、長年の実績を持つ企業のノウハウを融合させることで、実際の市場を想定したものづくりの体験を提供しています。
リメイク商品への挑戦
2025年7月に始まった今年のプロジェクトのキックオフでは、五十嵐社長が「ものづくりに込める想い」について語りました。そして、「大正ロマン」をテーマにしたプロジェクトが発表され、SDGsへの配慮として、古着や着物を活用するリメイクの方針が明確となりました。参加した15名の生徒たちは、実際に「パステキドール」の店舗を訪れ、商品や古着を見ながらアイデアを膨らませました。
デザイン発表と個性の融合
デザイン発表では、レトロな喫茶店やメロンソーダからインスパイアを受けた色彩や、大正時代の着物をテーマにした大胆な花柄のデザインが披露されました。生徒たちは「文化の融合を自由な形で再現したい」という思いを持ち、五十嵐社長からは「想定する世代や着用シーン」といった視点からの鋭い質問が投げかけられました。その熱意あるプレゼンテーションの結果、5つのデザインが選ばれ、商品化が進められることとなりました。
デザインから商品化へ
生徒が描いた二次元のデザインを、実際に着られる洋服として形にする取り組みが始まりました。このプロセスでは、地元のクリエイターや全国で活躍するクリエイターが協力しませて、丁寧に商品を仕上げていきます。その際使用される素材は、顧客から回収したaxes femmeの古着や地域から集めた着物の古着です。「大正ロマン」を表現する中で、素材の選定や唯一無二のデザインに工夫がなされ、最終的に“made in FUKUI”の理念が込められたリメイクアイテムが誕生します。
ファッションイベントでの披露
完成した5つの作品は、2025年12月20日に開催されたファッションイベント「YourStage.」でお披露目されました。武生商工高校の生徒たち自身がモデルとしてランウェイを歩き、多くの拍手を受けました。展示された作品に対し、生徒たちは「自分のデザインが形になるとは思っていなかった」と語り、感動を表現しました。
取り組みの意義と今後の展望
今回のプロジェクトは、単なる高校生と企業のコラボレーションを超えて、地域の文化や資源を活かした実践的な教育の場となっています。また、不要になった古着や着物が新たな価値に変わり、次世代へとつなげられる循環を生み出しています。アイジーエーは、若者のクリエイティブな発想を支援し、ものづくりの未来を切り拓く活動を続けていく方針です。このようにして生まれる一着一着が、新たなファッションの潮流を作り出すことを期待しています。