松竹映画の新たな挑戦、ミュージカル『武士の献立』が、2025年7月から東京・草月ホールと石川・能登演劇堂にて上演されることが決定しました。この作品は、松竹と北國新聞の共同制作によって2013年12月に公開された映画『武士の献立』を基にしたもので、実在の加賀藩士である包丁侍・舟木伝内とその家族の料理を通じた愛情を描いたヒューマンドラマです。
プロデュース団体:Alexandrite Stage
今回のミュージカル版は俳優・野口大輔が立ち上げたプロダクション、Alexandrite Stageが手がけており、彼はプロデューサーと演出も兼ねています。野口は過去に数々の話題作を世に送り出しており、次回作として時代劇『PRINCESS TOKUGAWA』や松本清張の『黒革の手帖』も控えています。
舞台の魅力
本作の魅力は、舞台上で料理を行うことができないという制約を逆手に取った演出にあります。野口は、匂いの特殊マシーンを利用し、香りの演出を取り入れた4Dシアターを実現しました。観客は、包丁の生音や香り、そして色鮮やかな加賀野菜などを五感で楽しむことができます。更に、作曲家・西出真理による多彩な楽曲や、元宝塚歌劇団月組トップスターの剣幸が語り部として物語を彩るなど、見どころ満載です。
豪華キャスト
舞台には、小川麻琴、飯窪春菜といった、一夜を彩る豪華なキャストが揃います。舟木春を演じる彼女たちが、各役を通じて家族や料理への愛を探求する姿が描かれます。舟木伝内役の和泉元彌もコメントを寄せており、「ミュージカルとしての新たな感情の深まり」が期待されます。この他、藤岡勇成やHAYATOなど、若手俳優たちがもつ語りかける力にも注目です。
上演スケジュール
- - 東京公演: 2025年7月10日~7月16日、草月ホール
- - 石川公演: 2025年8月8日~8月10日、能登演劇堂
両公演とも、約2時間30分(休憩10分含む)で、前方席からの迫力ある演出が体感できます。
チケット情報
チケットは、15,000円から4,500円まで多岐にわたり、公開ゲネプロの日には特別席も販売される予定です。公式サイトでは更なる情報やFAQが掲載されているため、詳細はそこからチェックしてみてください。
まとめ
『武士の献立』は、日常の料理や人との絆を再考させる心温まる作品です。演出家とキャスト陣がつくりあげる、この特別な体験を劇場で体感してみてください。あなたの五感を刺激する、格別なひとときが待っています。