ヴィンテージ時計の宝石、希少なBREITLINGナビタイマーRef.806
最近、東京都港区にあるヴィンテージ時計店「PRINCIPE PRIVE - Epoca d'Oro」に、特別な一品が入荷しました。それが、世界でも稀有な存在であるBREITLINGの18金無垢ナビタイマーRef.806です。1950年代から90年代のヴィンテージ時計を独自のセンスで厳選し、国内外の時計コレクターやファッション愛好者から高い評価を受けているお店に、この希少な時計が加わったのは喜ばしいニュースです。
このモデルには、魅力的な歴史があります。1954年、ブライトリングは初の腕時計用回転計算尺を搭載したモデルを世に送り出しました。この時計は、Aircraft Owners and Pilots Association(AOPA)の依頼で開発され、名機バルジュー72ムーブメントを搭載した本格的なクロノグラフとして誕生しました。当時、この時計は主にアメリカ市場向けに販売され、ブライトリングはAOPAの名を利用してマーケティングを展開し、パイロットたちに広めていきました。
1955年にはマーク1.3が登場し、「806」というリファレンスナンバーが初めて与えられ、文字盤にBreitlingの名が刻まれるようになります。続くマーク2では、ヴィーナス社製のキャリバー178が搭載され、品質の高さが一層際立ちました。1962年までにはデザインが改良され、視認性の向上が実現しました。特に、1964年から1967年までのマーク5ではAOPAのウイングロゴが消え、ツインジェットロゴが採用されるなど、ブライトリングの新たな時代の幕開けを飾りました。
そして1967年、マーク6が登場します。この世代からは新たにゴールドケースモデルが登場し、希少な18金無垢モデルも少数ながら製造されました。この時期、計算尺のスケールには赤いキャリキュレートポイントが加わり、よりわかりやすい計算が可能となります。
現在入荷したRef.806モデルは、一生のうちに一度出会えるかもしれない特別な時計です。市場にほとんど姿を見せないこの18金無垢ナビタイマーは、1967年のマーク6世代に属し、計算尺スケールには赤いキャリキュレートポイントが備わっています。この時計の操作方法の一例として、外側スケールの50を内側の60に合わせることで、内側スケールの10に対する読み取り値は83分になります。これは、高度5000メートルから毎秒1メートルで降下する際の対空可能時間を瞬時に計算できる機能で、まさに航空時計としての核心を示しています。
リューズは交換されていますが、ケースの状態は非常に美しく、丁寧にポリッシュされています。ヴィンテージコレクターにとって、この18金無垢ナビタイマーRef.806は、単なる時計にとどまらない、ひとつの遺産とも言える存在です。
店舗情報
「PRINCIPE PRIVE - Epoca d'Oro - OMOTESANDO」
東京都港区北青山3-5-19
営業時間:12:00 - 19:00
公式ウェブサイトでは、このBREITLING 18k NAVITIMERの詳細も見ることができます。興味のある方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
公式サイト:
PRINCIPE PRIVE - Epoca d'Oro