映画『デッドマンズ・ワイヤー』が7月17日公開
KADOKAWA配給の新作映画『デッドマンズ・ワイヤー』(原題:Dead Man’s Wire)が、7月17日(金)に待望の日本公開を迎えます。本作は、実際に発生した異常な人質事件を元にしたスリリングなドラマで、多くの人々の心を掴むこと間違いなしの作品です。
背景とストーリー
不動産投資会社による詐欺被害に遭った男は、怒りを制御できず、ついにその会社に押し入ります。彼が役員を人質に取る際、驚くべき方法を用いました。それは自らの首と人質の首をワイヤーとショットガンで固定するというもので、これによって彼は警察が近づくことを阻止します。この“デッドマンズ・ワイヤー”により、彼は63時間もの間、籠城を続けることに。
男は謝罪と補償を求め、異常な行動を取り続けるうちに、メディアからは同情の目が向けられるようになります。警察が突入に備えて緊張感を高める中、ついには犯人と社長の電話会談が実現。果たして彼はどのような決断を下すのか、緊迫した展開が期待されます。
豪華キャスト
この映画の監督を務めるのは、アカデミー賞を受賞した巨匠ガス・ヴァン・サント。監督の名作には『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』や『ミルク』などがあります。主役のトニー・キリシスを演じるのは、話題の『IT』シリーズで知られるビル・スカルスガルド。人質のディック役には、Netflixの「ストレンジャー・シングス」のデイカー・モンゴメリーが登場します。
また、事件を追うグレイブル刑事には『ミッション:インポッシブル/デッド・レコニング PART ONE』のケイリー・エルウィス、そのほかにも『ゼイ・ウィル・キル・ユー』のマイハラ、アカデミー賞受賞俳優のコールマン・ドミンゴなど豪華な顔ぶれが集結。さらに、不動産投資会社社長役には名優アル・パチーノが名を連ねています。
ロング予告の解禁
最近、解禁されたロング予告は、緊迫感とユーモアが織り交ぜられた映像で、これまでのプロモーションをさらに盛り上げています。トニーがラジオDJフレッドからの電話を受けるシーンから始まり、追い詰められていく様子が描かれており、皮肉なほどに彼の「庶民代表」としての側面も垣間見えます。人質事件というシリアスな題材に対する笑いを交えたセリフが印象的で、観客は彼の魅力に引き込まれることでしょう。
予告映像には、アロー・ブラックの「I Need a Dollar」が使用されており、トニーの感情が直に表現された名曲です。これらの音楽が加わることにより、ドラマは更に盛り上がり、リアリティを増すことに成功しています。
音楽の重要性
本作では、数々の名曲が劇中に登場し、事件の背景やキャラクターの心理を豊かに表現しています。主役のフレッド・テンプルがDJを務めることから、60年代、70年代の名曲が数多く紹介され、観客に懐かしい思い出を呼び覚ますことでしょう。
トニーが事件の現場に向かう際に聞いてテンションを上げたのは、シュトラウスの交響曲「ツァラトゥストラはかく語りき」をジャズロックアレンジした作品。そのほかにも、ロバータ・フラックやバリー・ホワイトなどの名曲が次々と流れ、リズムに乗せてストーリーが展開していきます。最後にはギル・スコット・ヘロンの「The Revolution Will Not Be Televised」が流れ、歌詞が皮肉に事件を表しています。
亜空間的な冒険を届ける本作は、シリアスな要素を含みつつも、ポップで楽しいサウンドトラックが重厚なドラマを引き立てます。『デッドマンズ・ワイヤー』は、7月17日の公開が待ち遠しい一作です。