福居良の音楽と人生に迫る評伝
没後10年が経過し、世界中のジャズファンから高い評価を受け始めているジャズ・ピアニスト福居良(1948-2016)を題材とした新たな著作『評伝 福居良 世界をめぐる北のジャズ』が、2026年6月19日に株式会社リットーミュージックから発売されます。この評伝は、ジャズ界における彼の実績だけでなく、その波乱に満ちた人生背景にも光を当てる内容となっています。
著者の栗山慎二は、福居良と交流を持ち、その音楽を深く理解している人物です。彼は、福居の人生を豊かなエピソードを交えて描いており、音楽の魅力を余すところなく伝えます。近年、福居の音楽はYouTubeやSpotifyを通じて爆発的に広まり、世界各国のリスナーを魅了しています。なぜ彼の音楽がここまでの人気を得るに至ったのか、栗山は関係者への徹底的な取材を行い、その理由を探ります。
福居の幼少期は旅芸人一家に生まれ、複雑な家庭環境の中で育ちました。彼は22歳の時、ピアノを始めると、数年後には自身のアルバムをリリースします。この時期から彼の音楽人生がスタートし、次第にスタイルを確立していきます。彼の代表曲となった「メロウ・ドリーム」の誕生過程や、その背後に隠されたエピソードも本書に詳述されています。
この評伝は、福居の業績を称えると同時に、彼の音楽に対する情熱、努力、環境との闘いを描き出しています。栗山は、音楽だけでなく福居の人柄や生き様についても触れ、彼がジャズ界に与えた影響についての考察を深めるでしょう。
さらに、6月25日には福居良の音楽を記念する特別なコンサートが札幌のザ・ルーテルホールで開催されます。このコンサートでは、福居と親交の深かった3人のピアニストが彼の音楽をソロ演奏で披露し、また若手メンバーによるクインテットが新たな「福居良スピリット」を示す演奏を行います。このイベントは福居の音楽の魅力を再確認する絶好の機会となることでしょう。
著者の栗山慎二は、NHKでディレクターとしての経験を持ち、報道やドキュメンタリーの分野で幅広い実績を積んできました。そして、福居との出会いは2003年に遡ります。その後、彼との交流を継続し、インタビューや観察を通じて深い理解を得ました。
『評伝 福居良 世界をめぐる北のジャズ』は、音楽ファンだけにとどまらず、福居良を知らない方にもその魅力を伝える一冊です。また、彼を追い続けた著者の情熱が感じられる内容になっており、今後の音楽シーンにも影響を与えると期待されています。
出版に際して、書籍に関する詳細情報はリットーミュージックの公式ページで確認可能です。今後の福居良の音楽と、栗山慎二の評伝に注目が集まります。