熊辛デビュー作『名もない歌を聴かせてよ』が遂に発売
2025年12月22日、株式会社KADOKAWAから熊辛の初単行本『名もない歌を聴かせてよ』が発刊されます。この作品は、彼が初代グランプリに輝いた「シルフ創作カップル漫画大賞」の受賞作を中心に構成されており、コミティアで発表した同人誌の連作短編を大幅に加筆・修正したものです。
熊辛のさらなる歩み
熊辛は、その才能をWEBコミック誌『シルフ』で開花させました。受賞作「名もない歌を聴かせてよ」は、人物の内面と音楽をテーマにした深い物語です。主人公の弦乃は、他者との関係を避け、独りで過ごす高校生ですが、ある出来事をきっかけに内面的な成長を果たすことになります。この作品には、キャラクター紹介や描き下ろし漫画、さらには各短編を自ら解説する「セルフライナーノーツ」も収録されており、読み手に多様な楽しみを提供しています。
物語のあらすじ
主人公の弦乃は、自分のギターを壊されたことで心の傷を負い、孤独を選ぶことを決めます。しかし、先輩である源吉からのおさがりのギターを通じて、彼の心は少しずつ開かれていきます。「やめんなよ」という一言が、弦乃の心の壁を崩すきっかけとなるのです。その中で、弦乃は誰かを信じることの恐怖と、その恐怖を乗り越えた先に生まれる真実の感情に向き合います。
発売を記念したPV公開
このデビュー作の発売を祝して、作品のPVが制作されました。疾走感あふれる音楽と共に描かれる、夢に向かって進む二人の姿は、視聴者に大きな感動を与えることでしょう。PVはYouTubeのKADOKAWAオフィシャルチャンネルや、シルフ編集部のTikTokアカウント「Chuune(チューン)」で視聴できます。
次回の漫画賞情報
また、嬉しいニュースとして、熊辛が受賞したシルフ創作カップル漫画大賞の第2回開催が決定しました。2026年2月から新たな作品募集が開始される予定で、詳細は公式サイトまたはシルフ編集部のSocial Mediaで随時報告されるとのことです。この漫画賞は、創作キャラクターへの愛にあふれる作品を求めており、応募に向けた準備を進める方々の参加を心待ちにしています。
熊辛のプロフィール
熊辛は、本作で商業デビューを果たした新鋭作家で、シルフ創作カップル漫画大賞での受賞歴を持っています。彼の日常にはうさぎがいて、その可愛らしさが彼の創作活動にも影響を与えているといいます。
今後の熊辛の活動から目が離せません。是非、彼のデビュー作『名もない歌を聴かせてよ』にご注目ください!