映画『国宝』がカンヌ国際映画祭出品
岐阜県高山市を拠点に活動する舞踊家・谷口裕和さんが、映画『国宝』の舞踊指導を手掛けました。この作品は、第78回カンヌ国際映画祭に出品されることが決定し、2025年6月6日(金)より全国で公開されます。谷口さんは、5月23日、田中明高山市長を訪れ、カンヌからの帰国報告を行いました。
映画のあらすじ
『国宝』は、任侠一家に生まれた主人公・喜久雄(演:吉沢亮)を中心とした物語です。歌舞伎役者としての才能に目覚め、上方歌舞伎の名門に引き取られた喜久雄は、その家の一員である俊介(演:横浜流星)とともに、互いに切磋琢磨しながら歌舞伎の世界に青春を捧げていく姿が描かれています。このストーリーは、友情やライバルの関係を織り交ぜながら、感動的に展開します。
谷口裕和さんの舞踊指導
谷口さんは、映画の中で数多くの歌舞伎の舞踊シーンが重要な役割を果たすことに着目し、主演の吉沢亮さんや横浜流星さんを含む主要キャストに対して、舞踊を指導しました。俳優陣は高山市の谷口さんの稽古場で、3日間にわたる合宿を行い、本格的に歌舞伎の所作や心構えを身体に叩き込んでいきました。
谷口さんは、この合宿を通じて俳優たちと多くの意見を交換し、互いに成長し合う充実した時間を過ごしたと語っています。「ぜひ地元の皆さんにも観ていただきたい」と、地元に対する熱い想いも抱いているようです。
地元の魅力を映画に
映画『国宝』では、高山の料亭や地域独特の文化を取り入れたシーンも多く盛り込まれています。特に、舞踊の合宿が行われた場所である谷口さんの稽古場や、高山市の風景は、観客にとっても親しみやすい要素となるでしょう。谷口さんは、映画を通じて地元の魅力を再発見し、多くの人々に感動を与えることを目指しています。
映画詳細
- - 公開日: 2025年6月6日(金)全国ロードショー
- - 出演者: 吉沢亮、横浜流星、高畑充希 ほか
- - 原作: 吉田修一
公式サイト:
映画『国宝』公式サイト
この記事を通して、谷口さんの思いや映画『国宝』に対する期待が伝われば幸いです。高山市としても、このような素晴らしい作品が生まれることを心から応援しています。映画公開を楽しみに待ちましょう!