S.T. Dupontの名作「LIGNE 1」復活のニュース
フランスのラグジュアリーブランド、S.T. Dupontがその象徴ともいえるライター「LIGNE 1」の復活を発表しました。この伝説的なライターは、1960年代に数々の著名人に愛された背景があり、特にアメリカのファーストレディ、ジャクリーン・ケネディが愛用していたことでよく知られています。彼女はこのスタイルとエレガンスを兼ね備えたライターに心を奪われ、自身のフィルムペン制作のインスピレーションを得たことでも有名です。
LIGNE 1の歴史的背景
「LIGNE 1」は、S.T. Dupontがラグジュアリーライターという概念を広めた1960年代に誕生しました。フランス文化相のアンドレ・マルローが、ジャクリーン・ケネディに送った特別な一本は、彼女のイニシャル「J」が刻まれていました。この贈り物が彼女に与えた影響は大きく、彼女はその後、これをインスパイアとしたペンの制作を依頼しました。このように、「LIGNE 1」はただのライターではなく、歴史的な背景をもった特別なアイテムとなっています。
復活したLIGNE 1の魅力
2025年には新たにプロポーションがわずかに大きくなった「LIGNE 1」が登場します。新しいモデルは高さ50mm、幅37mmとなり、コンパクトで持ち運びしやすいながらも高級感を失わないデザインが特徴です。仕上げはゴールドまたはパラジウム、ボディはフルメタルまたは光沢のあるブラックラッカーで、どんな場面でも使用できるスタイルに仕上がっています。
シグネチャーは変わらず健在
このライターが開く瞬間に響く「クリング」という音は、他の製品にはない独特の魅力があります。これはスタイルや技術、そしてパリの洗練を感じさせるメロディーでもあり、その音色は愛好者を惹きつける要因です。復活した「LIGNE 1」は、以前にも増して気品に満ちた存在感を持っており、ファンを魅了することでしょう。
発売情報
新しい「LIGNE 1」の発売日は2025年11月22日で、S.T. Dupontの直営店舗及び公式オンラインストアで購入可能です。
S.T. Dupontの魅力
1872年に創業されたS.T. Dupontは、長い歴史の中で職人たちの技術を受け継ぎ、高品質なライターや筆記具、レザー商品を展開しています。オードリー・ヘプバーンに愛された初のレディースバッグや、ジャクリーン・ケネディに依頼されたペンの制作など、数々の名作を生み出してきたメゾンです。150年以上にわたって受け継がれた技術は、エレガントさと洗練されたデザインを実現しています。
フランスの洗練された美を象徴する「LIGNE 1」復活のニュースは、今からでも多くのファンが待ち望んでいることでしょう。