車いすテニスの未来を展望する全米オープン
2023年、全米オープンテニスがついに開幕し、特に注目を浴びているのが車いす部門です。系列局WOWOWの現地レポーターである松岡修造氏が、車いすテニス選手の小田凱人選手と上地結衣選手にインタビューを行いました。彼らの想いや大会に対する意気込みを知る貴重な機会となりました。
小田凱人選手の挑戦
小田選手は、今回の全米オープンで優勝すれば年間グランドスラムを成し遂げることになります。昨年は生涯ゴールデンスラムを達成し、その経験が彼の心境にどのような影響を与えたのかを聞いてみました。
彼は、タイトルや記録を持つことによって多くのものを背負う複雑な感情を抱いている一方で、今では自信を持って自然体でプレーできると語っています。また、昨年の勝利では逆に自分のゲームとしての時間が少なかったため、今大会は自分のペースで試合を進める意欲が強いとのことです。
「今回もそのスタイルを実現するために戦いたいです」と、小田選手は力強く語りました。一般的に常識の枠を超えたプレースタイルを自らに課し、車いすテニスの新たな選択肢を提案したいという願いを持っています。
上地結衣選手の想い
一方、上地選手も全米オープン前のインタビューで自らの思いを語りました。ウィンブルドンでのタイトル獲得から、彼女の心には感謝の気持ちが溢れています。多くのファンや関係者のおかげで達成できたタイトルだと感謝の意を示しました。
これからのハードコートでの戦いに向けて具体的な練習を行っており、ウィンブルドンでのいいプレーをどのように他のコートでも活かしていけるかが課題です。上地選手は正直、「打てないショットはまだたくさんあります」と語りながらも、さらなる成長を目指してモチベーションが高まっていることを伝えました。
車いすテニスの認知度向上
両選手とも、車いすテニスをもっと多くの人に知ってもらいたいという意欲が強いことがわかります。小田選手は具体的に、現役選手として自ら発信し、観客を引きつけるために努力を続けなければならないと考えています。「試合を見たことがある人は限られているので、もっと広く周知させていきたい」という思いが彼の強い姿勢に表れていました。
上地選手も、パフォーマンス向上を目指しながら、車いすテニスの魅力を伝えることに力を注ぐ決意を示しました。大会を通じて、一緒に喜べる経験を共有したいという彼女の考えも、多くのファンに共感を呼ぶことでしょう。
開幕の注目試合
車いす部門の試合は日本時間で8日深夜からダブルスが始まり、シングルスは9日深夜からの予定です。小田選手の相手はアメリカのC.クーパー選手、上地選手は日本の大谷桃子選手という対戦が控えています。両選手の活躍に注目が集まります。全米オープンテニスはWOWOWにて、連日生中継されるので、ぜひお見逃しなく。