歌舞伎町、男衆のおさらい会が初夏に登場!
2025年の初夏、賑やかな歌舞伎町の中心で、日本舞踊の魅力を堪能できるイベント「『好色一代男』日本舞踊 山村流 舞ざらえ」が開催されます。主催は、新宿歌舞伎町を拠点に多様な事業を展開するSmappa!Group。稽古の成果を披露するこのおさらい会は、5月16日から23日までの一週間(19日は休演)にわたって行われ、最終日には特別ゲストとして上方舞山村流師範の山村若静紀が「黒髪」を舞います。
会場は新宿歌舞伎町能舞台で、周囲の賑わいから少し離れた静かな空間の中で、舞台が繰り広げられます。参加する男衆たちは、井原西鶴の小説『好色一代男』の主人公のような、粋な男を目指して上方舞の稽古に励んできました。彼らは、その伝統の奥深さと美しさを、舞で表現します。
上方舞とは?
上方舞は、関西地方で生まれた日本舞踊の一種で、特に心情を慎ましやかに、しかも豊かに表現することに優れた舞です。お座敷で行われるため、動きは抑制されていますが、その中での深い感情の表現が特徴です。地唄に合わせて舞われる「地唄舞」をはじめ、恋愛をテーマにした「艶物」や動物を題材にした「滑稽物」など、バラエティに富んだ演目が楽しめます。
今回の舞ざらえでは、総勢10名の男衆が、「高砂」や「松尽くし」といった伝承された舞を各々のスタイルで披露します。初の試みであるこの舞ざらえに、ぜひ温かい眼差しで見守っていただき、日常の喧騒を忘れ、静かな日舞の世界に浸っていただきたいと思います。
舞壇に立つ当日は、彼らの努力が結実した姿をご覧いただけることでしょう。どうか、この特別なひとときを通じて、上方舞の魅力に触れてみてください。
公演概要
- - 会期:2025年5月16日(金)~5月23日(金) ※5月19日は休演
- - 千秋楽:5月23日(金) 山村若静紀 特別出演 演目『黒髪』
- - 開演時間:19:00、開場18:30(公演時間は約1時間)
- - 会場:新宿歌舞伎町能舞台(新宿区歌舞伎町2丁目9−18 ライオンズプラザ新宿 2階)
- - アクセス:西武新宿線西武新宿駅北口より徒歩8分、東京メトロ丸の内線・副都心線・都営新宿線新宿三丁目駅E1出口より徒歩3分
- - チケット代:1000円(1ドリンク付き)
チケットの申し込みは公式サイトより可能です。詳細は、
こちらでご確認ください。
Smappa!Groupの取り組み
Smappa!Groupは、新宿・歌舞伎町を中心にホストクラブや飲食店、アートスペースなど多岐にわたる事業を展開しています。また、文化活動にも力を入れ、ホストが短歌を詠む「ホスト歌会」などを通じて、日本の文化を育てる取り組みも行っています。歌舞伎町の魅力を、より一層深める活動を今後も続けていきます。