アートの新たな出会いを楽しむ「ART FAIR TOKYO19」
2025年3月7日から9日まで、東京国際フォーラムで開催される「ART FAIR TOKYO19」では、アートファンに新たな体験を提供するために、2つの新セクション「エンカウンターズ」と「フィルムズ」が設けられます。このイベントは、現代アートの魅力を様々な形で発信するものとなるでしょう。
新セクション「エンカウンターズ」の魅力
「エンカウンターズ」は、個々のアーティストやアートグループの活動に焦点を当てた新たなセクションです。従来のアートフェアではあまり見られなかった、アーティストの個性やその作品を深く掘り下げて紹介します。今年は特に、美術家の大山エンリコイサムの個展形式によるプレゼンテーションが注目されており、その作品を通じて多様な世界観を体験することができます。
このセクションでは、アーティスト同士の交流や視点の共有も促進され、観客はアートと直接対話することができる貴重な機会となるでしょう。アーティストたちが生み出す独特の表現は、訪れる人々に新たなインスピレーションを与えること間違いありません。
映像作品を楽しむ新セクション「フィルムズ」
もう一つの新セクション「フィルムズ」は、映像芸術に特化したプログラムを提供します。初回となる今年は、キュレーターの金秋雨がプログラム・ディレクションを担当し、「Super Original」という展示が行われます。この展示では、糟谷恭子や佐藤瞭太郎、篠田太郎など、多彩なアーティストたちが参加し、それぞれの独自のアプローチで作品を発表します。
映像作品は、現実と仮想、身体と物質の交互作用を探求し、観客に時間の新しい体験を提供します。映像が持つ可能性は、視覚技術の進化と共に広がりを見せており、今回の展示ではそれを徹底的に追求します。観客はただ映像を見るだけでなく、その背後にあるメッセージや感情を共有することができるでしょう。
時間体験の新たな地平を切り開く
「フィルムズ」では、作品を通じて観客と作家の関係性が重要視されており、映像内外での時間の体験を通じて、現実の境界を再構築することが目指されています。各作品が持つ独特の世界観は、観る人々の心に深く刻まれ、新たな感覚を呼び起こすことでしょう。
最初の上映について
オープニング上映では、高山明の作品《Our Songs - Sydney Kabuki Project》が上映されます。この作品は、異なる文化や歴史が交差するユニークなアプローチを提示し、プログラムのコンセプトを象徴する存在となります。映像作品の展示は、新たな収集機会を提供するだけでなく、日本の現代美術における映像表現のあり方を考察するプラットフォームともなります。
登場する映像作品は、感覚が定義されたシステムに挑戦し、観客に新しい視点を提供することを目指しています。映像はもはやただの流れゆく画面ではなく、意味を持つ瞬間へと進化していくのです。
チケット情報
一般公開のチケットは、1DAYチケット(当日券)が5,000円(税込)、レイトパスが2,500円(税込)で販売されます。レイトパスは17:00から19:00の限定時間に入場可能ですので、早めの購入をお勧めします。チケットはオンラインでのみ販売され、キャッシュでの対応はできませんのでご注意ください。
開催概要
- - 会期: 2025年3月7日(金)から9日(日)
- - 会場: 東京国際フォーラム B2F ホールE / B1F ロビーギャラリー
この機会を逃さず、ぜひ足を運んで現代アートの新しい魅力を体験してください。アート界の最前線を体感できる「ART FAIR TOKYO19」に、皆さまのお越しをお待ちしております。