新たなテレビの可能性
2025-03-28 13:29:47

関西トップディレクターがベトナム挑戦!新たなテレビの可能性とは

日本を離れ、テレビの未来を探求する津野允の挑戦



21世紀に突入してから、テレビ業界は大きな変革を迎え続けています。特に日本においては、視聴者の嗜好の多様化やインターネットの普及に伴い、テレビ番組の在り方が問われる時代など、その変化は目覚ましいものがあります。そんな中、関西のテレビ界で名を馳せたディレクター、津野允(つのまこと)が2023年に突然、業界から姿を消しました。彼が選んだ行先は、3000km以上も離れたベトナムです。

津野允とは?



津野は22歳で制作会社に入社し、23年間にわたって大阪のテレビ局で名番組の制作に携わってきました。「せやねん!」や「探偵ナイトスクープ」、「相席食堂」といった様々なヒット番組を手掛け、大阪ではトップディレクターと称されています。その実力と手腕は、人気お笑いコンビ千鳥からも「今のスタイルを作った」と高く評価されています。さらに、くっきー!(野性爆弾)も彼の編集技術を称賛するなど、彼に寄せられる信頼は厚いものです。

ベトナムでの新たなチャレンジ



津野は、日本のテレビ局から離れ、JICA(国際協力機構)の協力隊員として、ベトナムの国営テレビ局・ベトナムテレビ(VTV)で新たな挑戦を始めました。ここで津野が携わるのは、VTV4という外国語放送におけるニュース番組「ジャパンリンク」。日本の時事情報を日本語で知らせるこの番組において、彼はナレーションの添削や日本語の発音のチェックなどを行っています。

日本とベトナムのテレビ制作の違い



日々の業務を通じて、津野は日本とのテレビ制作現場の違いに驚かされています。ベトナムでは、リポート、ナレーション、編集を一人のテレビマンが手がける体制が一般的であり、これは日本の多くのテレビ局が抱える分業制とは大きな相違点です。また、性別の垣根がなく、男女平等が進んでいる点も印象的な随所です。

このような環境は、ベトナム特有のジェンダーに関する考え方が影響していると津野は指摘しています。翻って、日本のテレビ業界では性別による職種の差別が依然として見られることから、ベトナムの制作現場には多くの示唆があると感じています。また、テレビ番組が無料で視聴できる文化も、日本との大きな違いの一つです。視聴者がより身近にテレビを享受できる環境は、こちらでも新たな発見を促しています。

津野允が見ている未来



なぜ津野は、日本のテレビ界を去り、あえて異国の地に足を踏み入れたのでしょうか。その決断の背後には、テレビの未来に対する強い思いがありました。日本のテレビマンに伝えたいことは、実は多岐にわたるのです。

JICAの派遣でベトナムでの生活が進むにつれ、彼は次の目標を明らかにしつつあります。「日本のテレビ業界はまだ終わっていない」との信念を抱え、次なるステップを見据えています。番組は、俳優・舘ひろしがナレーションを務め、津野の挑戦を丁寧にナビゲートする内容になっており、彼の思いを伝える貴重な機会となることでしょう。

この記録的なドキュメンタリーは、2025年3月31日、テレビ大阪で深夜1時30分から放送予定です。今までのテレビの常識に挑む津野允の姿に、是非ご注目ください。


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