世田谷・明大前に新しくオープンしたセレクトショップが注目を集める理由

新たなファッションの聖地、世田谷・明大前の「ポエジー」

2023年10月、世田谷区の明大前駅から徒歩4分の場所に、セレクトショップ「ポエジー」が新たにオープンしました。新進気鋭のブランドを集めたこのショップは、個性的で革新的なスタイルの店として注目を集めています。

新しい開始の背景

「ポエジー」は、メンズを中心にユニセックスウェアを展開し、独自の視点でセレクトを行なっています。新店舗への移転にあたり、店主は自身の趣味や嗜好をより前面に出すことを決意しました。「トラディショナルなモノづくり」を基盤にしながらも、フォルム、ディテール、素材感、全体の雰囲気には新しさを求めていると語ります。

この新しい拠点では、その「再解釈」や「編集」がより自由に達成されると期待されています。店内では、国内ブランドのIRENISA、nonnotte、KOOKY ZOO、I’m hereなどの鋭いクリエイティビティが感じられる商品が並び、職人技が光るファクトリーブランドも注目されています。

ブランドの多様性

「ポエジー」には、例えば、世界唯一の染色技法を用いる“京都マーブル”が特徴のpas deux pareilsや、新潟県五泉市の高度なニット技術を誇るROUTINEなど、職人の技が結集したブランドが揃っています。また、X-MINIMALは、既製服の仕様を進化させることを追求し、多くのファンに支持されています。

店内には、香りを重要な要素として取り入れたçanomaや、ロンドンで活動するデンマーク出身デザイナーのLea Bobergの革新的な作品も見受けられます。

店舗の雰囲気と未来へのビジョン

「ポエジー」は、再開発が進む明大前に位置し、道を挟んで整地された空き地が並ぶ風景の中に佇んでいます。この場所は、都市の隙間のように、まるで荒野を歩いているかのような感覚を与えます。店主は、この粗野で荒々しい環境とブルータリズムやジョージア・オキーフが住んだニューメキシコの情景を重ね、新しいアトリエのような店舗を目指しました。

「ポエジー」は、ただのショッピングの場だけでなく、お客様にとって安らぎや想像力をもたらす聖域であることを目指しています。新たなファッションの聖地として、世田谷・明大前がさらに賑わいを見せることでしょう。