奥田民生が語るユニークな『震える写真集』の裏側
今年の初め、FMヨコハマで放送されたラジオ番組『ちょめラジ』にて、奥田民生さんがゲストとして登場しました。この番組はアートディレクターの安齋肇さんと俳優の山本圭祐さんがホストを務めるポッドキャストで、彼らとの対話を通じて、民生さんが手掛けたユニークな企画、『震える写真集』について深掘りしていきます。
震える写真集のコンセプト
番組内での会話では、制作にあたってのこだわりや、過程での苦労を率直に明かした民生さん。「動画は使わない」という約束を最初に設けたものの、最終的には安齋さんが許可してくれたこともあり、写真集は予想外の形で形を成していきました。この『震える写真集』とは何かというと、被写体が動かないように、わざと震えるような写真を撮影するという新たな試みです。この大胆なアイデアは、ただの静止画ではなく、あたかも躍動感を感じさせるものとして表現されました。
制作時のエピソード
「心意気」は写真だという民生さんの言葉が印象的でした。しかしその表現は、視覚的には動画のように感じられるものでした。例えば、卓球のシーンでは、ピンポン球が針金で固定され、ラケットで打たれる瞬間の表情までもが「震えている」状態を描き出します。「全員震えてるのよ」と語る民生さんは、作品制作の過程での楽しさや苦労を交えて話し、聴く人を引き込む魅力を放っていました。
また、ライブシーンやゴルフの打ちっぱなしのシーンでも、様々なジェスチャーで「止まっている」という状態を保ちながら、身体を少し浮かせた状態で固定するという特殊な技術が求められたとのこと。これらの体験を通じて、民生さんは「本当に疲れた」とこぼしましたが、その一方で、楽しんでいる様子がうかがえました。
震える写真集が生まれる背景
『震える写真集』は、限られた人しか見ることができない特別な作品ということで、制作の過程には相当な労力がかかりました。民生さんがこの作品を通じて伝えたかったメッセージや、アートに対する彼のアプローチへの理解が深まる内容となっており、芸術を通じた表現の楽しさを再認識させてくれるものでした。
ポッドキャストでのインタビュー
『ちょめラジ』は、全3回のシリーズで配信されており、その中で奥田民生さんのさまざまなエピソードを聞くことができます。彼の独特の視点を楽しむだけではなく、アート制作の裏側についても耳を傾けることができます。興味がある方は、ぜひポッドキャストをチェックしてみてください。
番組情報と聴取方法
「ちょめラジ」は、FMヨコハマで毎週水曜日の26時30分から27時に放送されています。公式HPやSpotify、Apple Podcastなどで配信されているので、視聴が可能です。これを機会に、奥田民生さんの魅力や創作についてぜひお楽しみください。
【FMヨコハマ公式サイト】
【ちょめラジポッドキャスト】
このユニークでクリエイティブな作品について、奥田民生の魅力を再認識することができる内容となっています。