サウス・ヒップホップ特集
2025-04-17 16:40:52

サウス・ヒップホップの魅力を探る初のディスクガイドが刊行!

サウス・ヒップホップの魅力を発見するディスクガイド



2025年5月23日に発売される『サウス・ヒップホップ・ディスクガイド トラップ・ミュージックを生んだ南部のラップ史』は、アメリカ南部のヒップホップシーンを徹底解説する初のディスクガイドです。これまであまり表に出てこなかったこの地域の豊かな音楽文化を300点以上の作品と共に紹介しており、特に注目を浴びる内容となっています。

サウスのヒップホップシーン



ヒップホップの中心地として有名になったアトランタ(ジョージア州)をはじめ、メンフィス(テネシー州)、ヒューストン(テキサス州)、ニューオーリンズ(ルイジアナ州)、マイアミ(フロリダ州)など、南部のヒップホップシーンは昨今急速に成長し、多様性が増しています。2020年には、ニューヨーク・タイムズ紙がアトランタを「ヒップホップの中心地」と認定し、その存在感がさらに高まりました。文献では、アトランタ出身の大御所ラッパー・アウトキャストが2025年に「ロックの殿堂」に候補入りしたことや、トラヴィス・スコットの待望の初来日公演の情報も含まれています。

監修者の紹介



本ガイドの監修を担うのは、2000年代から南部ヒップホップの影響を受けた音楽アーティストであり、ビートメイカーのLil'Yukichiと音楽ブロガー、アボかどの二人です。Lil'Yukichiは音楽プロデューサーや作詞作曲家として広範囲に活動し、自身の楽曲に加え、国内外のラッパーとのコラボレーションも行っています。アボかどは、ヒップホップに関するコメントや分析を多角的に行うライターで、地域性や文化の継承についての視点を大切にしています。

執筆陣の多彩なメンバー



さらに、記事を執筆するのは多くの才能ある作家たちで構成されています。アンダーソン夏代や池尻安希、フガクラなど、多岐にわたる執筆陣が新旧のアーティストについて丁寧に書かれています。彼らはそれぞれ独自の視点で南部の音楽とその文化の背景について解説しており、読者にとって非常に刺激的な内容となっています。

目次紹介



ガイドの目次には、各時代を代表するアーティストや、地域ごとのヒップホップ文化が詳細に紹介されています。例えば、2000-2005年の「Put Yo Hood Up」では、Lil'Yukichiがファンにサウス・ヒップホップの基礎を教えるコラムが掲載されており、アーティストの影響力や人気の理由を解説しています。また、メンフィスのラップに焦点を当てたコラムや、ヒップホップ用語集なども目を引く内容です。

発売情報



本書は、 A5判の並製で168ページというボリューム感。価格は本体2800円に加え税金がかかります。詳細は株式会社ディスクユニオンの公式ページで確認可能です。サウス・ヒップホップファンや音楽愛好家にとって、議論を呼ぶような必携の一冊となることでしょう。

この新しいディスクガイドを通じて、サウス・ヒップホップの奥深い魅力に触れてみてはいかがでしょうか。


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