訪日外国人が選んだ日本製ヴィンテージ時計の結末
この夏、日本を訪れた外国人観光客が購入した時計の驚くべき結果が明らかになりました。訪日外国人の時計購入における50%以上が、国内ブランドである「SEIKO系」(SEIKO、GRAND SEIKO、KING SEIKO)で占められ、圧倒的な支持を受けています。これに対し、一般的に人気が高いROLEXは、わずかに6.3%という結果に留まりました。このデータは、東京都港区を拠点とする株式会社ファイアーキッズが収集したもので、2026年の夏の販売実績に基づいています。
訪日客の選好と国産時計の人気
日本政府観光局(JNTO)が2026年8月19日に発表したデータによれば、2026年7月の訪日外客数は344万2,100人に達し、過去最高を記録しました。このような中、訪日外国人のお客様が時計を選ぶ際、彼らの選択肢や考え方が日本国内のお客様とは大きく異なることがわかります。訪日外国人は「日本製の時計」を求めて来店する傾向が強く、国内のお客様が好むブランドとは明確な差があるのです。
SEIKO系の時計が占める割合は50.1%にも及び、国内のお客様における国産ブランドの割合が22.0%であるのに対し、訪日客ははるかにSEIKO系に積極的な支持を示しています。一般的には、インバウンド消費といえば海外の高級ブランドが思い浮かぶかもしれませんが、日本のヴィンテージ時計店においては、訪日客が日本でしか手に入らないものを求める行動が明確になっています。
さらに、CITIZENなどの日本製ブランドを足すと、訪日客が購入した時計の国産ブランド全体のシェアは56.4%にも達します。一方で、国内のお客様ではROLEXが最も人気を集めており、その割合は21.0%と、国産ブランドはたったの4本に1本しか選ばれないという現実が存在しています。これらの数字から、同じ店舗で同じ商品から選ぶにもかかわらず、求められるブランドには大きな違いがあることが浮き彫りになりました。
日本の機械式時計産業とその魅力
特に1960年代から1970年代にかけての日本の機械式時計の品質やデザインは、この時期放たれた製品がいまなお多くの支持を集めています。訪日客の中には、「日本に来たら国産の古い時計を買いたい」との声が多く、「他国では入手不可能な特異な年代のモデルを探している」との要望も寄せられています。また、日本製の時計は状態が極めて良好であることから、その人気は高まっているのです。
続く訪日需要とヴィンテージ時計の魅力
JNTOによると、2026年上半期には訪日客の数は2,108万4,800人に達し、今後もこの高水準が続く見込みです。これに伴い、時計分野での訪日客の購入行動も変化してきています。実店舗の免税販売を利用した高級ブランド品の購入が中心とされていた時代から、日本製の年代物のプロダクトを求める傾向が強まっています。
株式会社ファイアーキッズの取り組み
ファイアーキッズでは、1900年代から2000年代のヴィンテージ時計を取り扱い、すべての商品が一点ものとして販売されています。この会社では、専門スタッフが時計の真贋や状態を確認し、品質基準をクリアした商品だけを提供しています。特に注目すべきは、顧客の生年に基づいた「生まれ年の時計」提案を行うサービスで、成人祝いなどの記念日に利用する方が増加しています。また、購入後も最大60回までの無金利ローンが用意され、30ヶ月の保証も付帯しています。
ファイアーキッズは、日本製のヴィンテージ時計への興味を高め、その魅力を国内外に発信するため、今後も多言語での商品説明や接客体制の充実を図っていく計画です。日本の時計産業が誇る歴史と技術を体験できる店舗作りを通じて、さらに多くの人々にヴィンテージ時計の魅力を味わってもらうことを目指します。
会社情報
- - 会社名: 株式会社ファイアーキッズ
- - 所在地: 東京都港区新橋1丁目10−9 タカセビル2階
- - 代表者: 代表取締役 兼 オーナー 佐藤和男
- - 設立年: 1995年
- - 事業内容: ヴィンテージ時計の販売・買取
- - 店舗展開: 横浜本店、中野ブロードウェイ店、銀座ナイン店
- - 公式サイト: https://firekids.jp