新フラッグシップイヤフォン「A10000」発表
株式会社finalが、音楽愛好者を魅了する新しいイヤフォン「A10000」を4月24日に予約開始し、6月に正式発売することを発表しました。本製品は、音質の革新を追求し、トゥルーダイヤモンド振動板を搭載したフラッグシップモデルです。このイヤフォンは高解像度で、細部まで再現する音楽体験を提供します。さらに、数量限定で「A10000 Collector’s Edition」も登場し、より特別な音楽体験を享受できるアイテムとなっています。
トゥルーダイヤモンド振動板と超低歪DU技術
「A10000」最大の特徴は、トゥルーダイヤモンド振動板を採用している点です。ダイヤモンドは、その音速や硬度、そして曲げ剛性に非常に優れており、この特性が超低歪DUの実現に寄与しています。具体的には、銅箔にダイヤモンド結晶を結合する方法により、振動板が構築される仕組みです。
この製品の振動板エッジには、特殊なポリウレタンを使用し、軽量かつ高い弾性を持たせることで、動きやすさと不要な共振の防止を両立しました。また、一般的な接着剤を使うのではなく、圧空成形と熱成形技術を採用することで、振動板とエッジの接合において、接着剤による問題を根本的に解決しています。これにより、音質の安定性と個体差の削減を実現しています。
さらに、ボイスコイルにボビン付きコイルを採用することで高い導電性を確保し、従来のモデルと比較して、100Hz以下の帯域における歪み率が100分の1以下という驚くべき結果を達成しました。これは、ダイヤモンド振動板を搭載した新開発ドライバーユニットの優れた性能を示すものです。これにより、リスナーはかつてないレベルでの低域の再現性と、繊細で華やかな中高域を感じることができます。無音部分でもその静けさが際立ち、一音一音が生き生きと聴こえます。
美しさと機能性を兼ね備えたデザイン
また、筐体デザインにもこだわりが見られます。「コート・ド・ジュネーブ」と呼ばれる高精度な切削加工が施されたステンレス筐体は、優れた美観と共に高い精度を誇ります。この技術は主に高級時計の内部部品に用いられるものであり、デザインの美しさだけでなく、製品の耐久性にも寄与しています。
長期使用を視野に入れた設計で、接着剤を使わずにネジ止めで組み立てを行っており、将来的な修理にも対応できます。従来モデルと比べて筐体サイズが小さくなり、快適な装着感を実現しました。
付属ケーブルは高精度仕様
付属されるケーブルは、潤工社との共同開発により、特別に設計されています。シルバーコートOFC線を使用し、絶縁被膜には従来よりも低い誘電率を持つePTFEを採用しています。これにより、音質のクリアさをさらに高めています。高精度自社製のMMCXコネクターは信頼性が高く、多くのオーディオファンに支持されています。
限定版「A10000 Collector’s Edition」
新フラッグシップの完成を記念し、全世界でわずか300台の数量限定版「A10000 Collector’s Edition」をリリースします。このモデルは、特別なゴールドカラーの筐体に、桐箱が付属となる豪華なパッケージが魅力です。
さらに、「すずがみプレート」が同梱されており、金属の質感を楽しみつつ、ディスプレイツールとしても利用できるユニークなアイテムとなっています。これにより、音楽体験は一層特別なものになるでしょう。
売上予定と取り扱い
「A10000」の価格は398,000円(税込)、限定版「A10000 Collector’s Edition」は428,000円(税込)となっています。予約は2025年4月24日から開始し、広く取り扱われる予定です。
この新しいイヤフォンは、音質、デザイン、装着感、すべてにおいて高い評価を得ることが予想されており、音楽愛好者必見の逸品です。正式発売に備えて、ぜひチェックしてみてください。公式ストアや全国の家電量販店、専門店での購入が可能です。詳細はファイナルの公式ウェブサイトをご覧ください。