2026年福袋商戦の行方をデータで検証
株式会社トラストリッジが運営する食と暮らしのメディア「macaroni」は、リーダーを対象に福袋に関する調査を行いました。年末年始の恒例イベントとして根付いている福袋ですが、近年では中身公開やお得度の比較がSNS上で頻繁に行われ、消費者の選択基準も変化を見せています。今回の調査結果から、福袋購入者の実態や求められる価値観を探ります。
毎年購入する人は過半数
調査は2025年11月19日から29日までの11日間にわたり、280名のmacaroni読者とSNSフォロワーを対象に実施されました。「福袋を購入したことがある」と回答した人は約7割、特に「毎年必ず買う」と答えた人も29.3%にのぼりました。また、たまに購入する人を含めると、福袋に対する興味は広く浸透していることがわかります。
人気は飲食・食品系福袋
過去に購入した福袋の集計によると、飲食・食品系が最も人気で、特にマクドナルドやカルディコーヒーファーム、ミスタードーナツが上位を占めています。これらは元が取れる「安心感」や内容が安定している点が評価されているようです。特に満足度の評価ではマクドナルドが3.68と最高点を記録しました。
安心感が満足度を左右
福袋に対する満足度の高い理由として、「支払金額分の金券が含まれている」「消費可能な食品が入っている」などの意見がありました。特に金券が入っていることで「実質タダになった」と感じる購入者が多かったことがうかがえます。一方で、無駄や損を感じる際には不満の声も増えており、代わり映えのしない内容や在庫処分感を抱くことが時折あります。
リピート購入の決め手
高い満足度を持つカルディコーヒーファームは、主要なリピート購入先として位置づけられています。「毎年安定した内容だから」という理由で信頼度が高まっている傾向も見受けられます。2026年に購入を検討している福袋としては、カルディやスターバックスが引き続き人気を誇りそうです。
コスパと無駄のない中身が重視される
調査によると、福袋購入時に重視されるポイントは「コスパの良さ」と「実用性」がトップに挙げられました。「限定感」や「特別感」は重要視されないことが多く、むしろ「安心感」が求められています。この傾向は、福袋販売における消費者の心理を反映していると言えます。
福袋選びの新常識
これまでの「何が入っているかわからない運試し」という側面から、「中身が見える安心感」へと進化している福袋。今やSNSやメディアでの情報共有が一般化したため、企業もその対策を取らなければなりません。消費者は透明性を求め、多くの人が中身を確認してから購入する傾向があります。さらに、運試しの要素も残しつつ、福袋特有の「お祭り感」も大切にしたいという意見も多く聞かれます。
福袋の新たな魅力
金券などで安心感を持たせながら、少しのランダム要素を取り入れることで、消費者は安定感とワクワク感両方を楽しみたいと考えています。今回の調査からは、福袋が単なる運試しのアイテムから、より堅実さや無駄のない商品として進化していることが明らかになりました。
こうした変化を受け、「macaroni」では今後もトレンドの変化や豊かなライフスタイルに関する情報を発信していきます。福袋の詳細情報はぜひ「macaroni」をご覧ください。