CIRQUEWORK(シルクワーク)の進化
福岡を拠点とする現代サーカス団体、CIRQUEWORK(シルクワーク)が、2026年春にニューヨークの名門劇場であるThe New Victory Theaterで初の単独公演を行うことが決まりました。この公演は、日本の現代サーカスとしての快挙であり、多くの人々の期待が寄せられています。
ニューヨークでの夢の公演
The New Victory Theaterは、タイムズスクエアの中心に位置する歴史的な劇場です。1900年の開館以来、ファミリー向けのパフォーミングアーツの拠点として知られるこの場所で、CIRQUEWORKが新たな一歩を踏み出すのです。公演の内容は、日本発のサーカス作品である『YOAH(ヨア)』です。
この作品は、現代社会を生きる一人の女性が、“夜明け”を見つけるために奮闘する姿を描いています。言語を用いず、身体表現、映像、照明、音楽を駆使することで、観客に深い感動を与えます。
ヨーロッパツアーの実施
さらに、CIRQUEWORKは2025年にハンガリー、デンマーク、オランダを含む9つの都市でのヨーロッパツアーも予定しています。このツアーでは、訪れる都市ごとに異なる魅力を持った演目が披露される予定で、世界へ向けて日本の現代サーカスの実力を発信することになるでしょう。
材料の背後にある情熱
『YOAH』の原作・総合演出を手がけるのは、CIRQUEWORKの共同創設者であり、ディアボロの第一人者として知られる望月ゆうさくです。彼は、ジャグリングを“コミュニケーションメディア”と捉え、映像や音楽、身体表現を融合させた新たなスタイルを確立しています。若い頃から、多くの世界的な大会で受賞経験を持ち、その技術は非常に高く評価されています。
受賞歴と注目の演者たち
『YOAH』はこれまでに、北九州芸術劇場での初演以降、世界中で数々の賞を受賞しています。特に、アデレード・フリンジでは2年連続で「Best CIRCUS Award Weekly Winners」を受賞し、観客動員数も1万人を超えるなど、その人気は急上昇しました。また、エディンバラ・フェスティバル・フリンジでも高い評価を受けました。
この公演では、日本のトップパフォーマーたちが集まり、多彩な演目を披露します。エアリアル・シルクやデュオ・ディアボロ、ジャグリングといった、各分野のエキスパートたちが観客を魅了します。
未来への期待
CIRQUEWORKの公演は、サーカスの枠を超えた新しいアートを表現する挑戦です。今後の公演情報は公式ウェブサイトやSNSで随時更新される予定なので、ぜひ注目してください。福岡から世界へと羽ばたくCIRQUEWORKの活動に、これからも期待が高まります。